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ブッキングやディレクション。一見地味な作業ほどクリエイティビティが問われる!

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。

今日は、ブッキングやディレクションなど、スタジオ業務に関する重要性についてお届けしようと思います。

作曲家のお仕事というと、多くの方がまっさき思いうかぶのは「作曲(作編曲)」。

でも、じつは作曲家のお仕事ってそれだけじゃないんです。

中には、事務的で地味〜な作業なんかもたくさんあったりするわけですが、その全てにクリエイティビティが問われる大事なお仕事。

今日の記事を参考に、ぜひ理解を深めていただければ幸いです!

 

ブッキングやディレクション。一見地味な作業ほどクリエイティビティが問われる!

ブッキングやディレクション。一見地味な作業ほどクリエイティビティが問われる!

作曲家のお仕事は多岐にわたる

作曲家のお仕事は、作編曲以外にもたくさんあります。

  1. プログラミング(打込み)
  2. 演奏者、スタジオのブッキング
  3. 楽譜作成
  4. ディレクション
  5. ミックスダウン(TD)
  6. マスタリング

もちろん、プログラミング以外のいずれのタスクも専門のプロにお任せすることも少なくはありません。(とくにミックスとマスタリングは。)

しかしながら、いずれのタスクも音楽の質を左右する大事なお仕事

とくに2)〜4)については非常にセンシティブです。

どんな奏者さんやスタジオを選ぶのか、どんな楽譜を用意するのか、どんなディレクションをするのか?

直接音には関係のないように見えるかもしれませんが、このような部分にこそすごーくクリエイティビティが問われるんですね。

仮に第三者へ委任する場合でも、明確なヴィジョンをもってお願いしないとイメージ通りの楽曲に仕上がらない危険性をはらむもの。

ですから、このようなお仕事にこそしっかりと向き合っていく必要があります。

演奏者、スタジオのブッキング

奏者さんによって得意ジャンルやプレイスタイルは様々なので、楽曲のジャンルや雰囲気に一番マッチした演奏者さんをブッキングすることは、楽曲のクォリティを高める上でとても重要です。

また、スタジオ選びもすごく大事

ブースの音響や使用機材によって収録できる音が全く変わってきますから、どんな音が欲しいのかを明確にした上でスタジオを手配するのがいいかと思います。

(もちろんエンジニアさんもね!)

この辺りは以下の記事で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

楽譜作成

演奏者さんから良い演奏を引き出すためには、わかりやすく読みやすい、且つこちらの意図が明確に伝わりやすい楽譜を用意することが大事です。

レコーディングにおいては、楽譜こそが作曲家とプレイヤーさんをつなぐ大事な架け橋。

いかに演奏しやすく、わかりやすい楽譜を作るかは市場命題といっても過言ではありません。

レコーディング用の楽譜作成については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ合わせてご覧ください。

ディレクション

レコーディング最中のディレクションにもコツがいります。

奏者さんに伝える言葉のチョイスひとつで得られる演奏がまるで変わってきます。

  • どのように伝えればこちらが欲しい演奏が得られるか?
  • どうしたら奏者さんのポテンシャルを最大限に引き出せるのか?

相当神経を使いながら進めていきます。

また、現場の空気作りもすごく大事ですね!

現場にいる人みんなが気持ちよく仕事ができるよう、丁寧に丁寧に進めていきます。

実際のレコーディングやディレクションの様子は、以下の動画でご覧いただけますのでぜひ見てみてください。

すべてはクリエイティブのために

すべてはクリエイティブのために

ここまでお読みいただいてお分かりいただけたと思いますが、作曲家ってこういう中間管理職みたいな仕事が多いんです。

プレイヤー&スタジオの手配にせよ、楽譜作成やディレクションにせよ、すべては作品の魅力やクォリティを最大限まで高めるために必要なお仕事。

一見すると事務的で地味な仕事のようにみえるかもしれませんが、クリエイティブのために何ひとつ欠かすことができない作業なんですね。

また、これまでの経験や場数が如実にあらわれるのもこの分野のお仕事かと思います。

実際、現場慣れしてる作家さんほど、こういったお仕事がすごく上手です。

このような現場はアマチュアのうちにはなかなか体験できないことも事実ですが、日頃から簡単なヴォーカル収録や、ギター、ベースなどのレコーディングなどで少しずつレコーディング慣れしておくことが重要な経験になると思います。

ぜひチャレンジしてみてください!

まとめ

いかがだったでしょうか?

よりクオリティの高い作品制作を目指すなら、作編曲やサウンドクリエイトだけでなくさまざまなスキルを身につける必要があります。

コロナ禍においても、オンラインでのレコーディングやディレクションなども活発に行われてますので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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