作曲家として事業拡大するのに役立った10のヒケツ!!(後編)

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。
今日は昨日に引き続き、ぼくが作曲家として仕事の幅を広げるのに役立った10のヒケツの後半戦をお届けします。
昨日の記事とあわせてお楽しみくださいね!
作曲家として事業拡大するのに役立った10のこと
①事務所やめる
②コンペやめる
③ガンガン人と会う
④常にアンテナを張り続ける
⑤ビジネス学ぶ
⑥営業がんばる
⑦SNSをフル活用
⑧売れっ子としてふるまう
⑨強みを作品で表現する
⑩一般リスナーを巻き込む主体性、行動力、自信がカギ!
— 作曲家・稲毛謙介(イナゲケンスケ) (@Ken_Inage) June 27, 2019
6)営業がんばる
昨日の記事で、「とあるプロデューサーさんのツイートを見かけたことがきっかけでお仕事につながった」というお話をしましたが、あくまでそれは、ぼくと先方の信頼関係が十分に出来上がっていたからこその幸運でした。
しかし、全く見ず知らずの人だったらどうでしょう?いきなり突撃したところで、十中八九撃沈するのが関の山だったろうな・・・。
だからこそ、いざそういうチャンスが巡ってきたときに安心して仕事を任せてもらえるよう、日頃からクライアントさんと十分な信頼関係を築いておく必要がある。そして、そのための手段こそがが営業というわけです。
営業というと「売り込み」のようなイメージで倦厭される方もいらっしゃいますが、実はそうじゃない。
そもそも仕事というのは、お互いの信頼関係があってはじめて成り立つものです。
作曲仕事を増やすのに一番有効なのはやっぱり営業。
営業というと売り込みみたいでイヤって人も少なくないかもだけどそれは誤解です!
営業は、お客さんと直接会って信頼関係深めていくイチバンの近道。
誰だって、知らん人よか安心できる人に任せたい。
そのための関係づくりが営業なんです。
— 作曲家・稲毛謙介(イナゲケンスケ) (@Ken_Inage) March 8, 2020
クライアントさんだって、見ず知らずの他人にいきなりデカイ仕事まかせるなんて怖くてできませんよ。もし失敗したら責任問題ですからね。当然、気心の知れた信頼できる作家にお願いしたいと思うのはごくごく自然なことではないでしょうか?
だからこそ、営業というきっかけを通して、クライアントさんとの信頼関係を少しずつ少しずつ積み上げていくことが大事ななんですね。
もちろん、営業は決してラクなもんじゃありません!
毎日大量に電話をかけ、地道にアポをとり、月に50件はクライアントさんを訪問してました。夏場の暑い時期でしたから、なおのことハードでした。でもそういった地道な努力な積みかさねこそが、チャンスをどんどん広げてくれるんです。
7)SNSをフル活用
営業の目的は、クライアントさんとの信頼関係を築くこと。
そして、信頼関係を高めていくためには、何といっても「継続接触(何回も会うこと)」がイチバン効果的です。たった一度会ったきりではすぐに忘れ去られてしまいますからね。
とはいえ、自分もクライアントさんもヒマではありませんので、そんなにしょっちゅうリアルで会うのも現実的じゃありませんよね。そこで活躍してくれるのがSNS。とくに、営業先の方とのつながりを継続する意味でとっても役に立ったのがFacebookです。
営業先を訪問したら、その日お会いした担当者さんとすかさずFacebookで繋がっておきましょう!
自分自身の近況や実績などを定期的にポストしたり、あるいは先方の投稿にリアクションしたりすることで、直接お会いしなくても継続的にコミュニケーションをとることができます。
不思議なもんで、1年くらい会わなかった人でもSNSで頻繁に見かけると久しぶりな感じがしないんですよね。あなたもそんな経験あるでしょう!それを利用するんです。
昔と違って、SNSという便利なツールがあるわけですから、それを活用しないなんて勿体無い!SNSフル活用して、クライアントさんと積極的に交流していきましょう!
8)売れっ子としてふるまう
クライアントさんの心情を考えれば、「売れてなさそうな作家」より「売れてる作家」にこそお仕事をお願いしたいもの。
前述のSNS活用にも通じることですが、やはり自分が作曲家として活躍している様子をどんんどん発信した方がお仕事につながりやすいです。
とはいえ、もちろんウソはいけません!自分の実態とはかけ離れた発信したところで、簡単に見抜かれますからね。
あくまでウソ偽りのない範囲で、あなたの活躍をどんどん発信していきましょう。
ぼくは、レコーディングなどのスタジオ仕事や日頃のお仕事風景などを公開できる範囲でちょいちょい投稿してました。あと、実績もこまめにアップデートした方がいいですね!(最近このあたりサボってましたごめんなさい。)
なんにせよ、SNSなどを通してあなたの活躍が垣間見えるような発信をしていると、「この作家さん活躍してるな~!」という印象をクライアントさんに持ってもらうことができます。
自分がクライアントの立場だったら、近況がまったくわからない作家より、普段からビシバシ仕事してるように見える人の方が安心して仕事任せられますよね。人間、そういうもんだと思います。
9)強みを作品で表現する
「あなたの得意な音楽性、強みはなんですか?」と聞かれて答えられるクリエイターはそんなにおおくありません。これはむしろチャンス!
自分の強みを徹底的に分析して、それを思う存分盛り込んだ作品を作って公表してしまいましょう!
・自分はこういう音楽を作りますよ!
・こんなことが得意なんですよ!
文章で説明するよりも、音楽で表現した方が圧倒的に説得力が出ることはいうまでもないですからね。
ここで大事なことは、単なる「DEMO音源」をつくるのではなく、れっきとした「作品」をつくることです。
営業のためのDEMOではなく、それ単体で販売しても十分お金取れちゃうレベルのものを作りましょう!それなりに予算かけて作ってもオッケーです。というかむしろかけてください!
中途半端なDEMOなんて作ったところでまず聞いてもらえませんから、クライアントさんが自ら聞きたくなっちゃうような魅力的な作品を作りましょう!
ちなみにぼくは、このようなDEMOを作りました。テンペストスタジオの一番の強みである「和楽器・和風音楽」を前面に押し出した作品です。↓
【サムライミュージシャンズティザームービー】
10)一般リスナーを巻き込む
自身の強みを盛り込んだ作品が出来上がったら、それをクライアントさんだけでなく一般リスナーのみなさんにも楽しんでもらいましょう!
それが仕事獲得にどうつながるの?と疑問に思う方もいるかもしれませんね。
はっきりいいます。一般リスナーのファンを持っている作曲家は強い!です。
そりゃそうですよね。クライアント側からしたら、ファンの多い作家を起用することは、音楽だけでなくプロモーション効果まで見込めるわけですから。
いわゆる「インフルエンサー」としての機能まで果たせる作家になってしまえば、クライアントさんとしては起用しない理由がありません。ですから、クライアントさんだけでなく、一般リスナーさんにもどんどん作品を楽しんでもらいましょう!
なんなら無料公開しちゃってもよいと思います。というか、ぼくは前述のサムライミュージシャンズの音楽は全曲完全無料公開しました。
作品を収益化することが目的でなく、
・自分の強みをクライアントさんに知ってもらうこと
・一般リスナーのファンをたくさん巻き込むこと
が目的なわけですから、作品そのものは無料でも全然オッケーなのです。
この戦略はバッチリ功を奏してくれました。現在テンペストスタジオには、和楽器・和風の音楽を求めて仕事を任せてくださった多くのクライアントさんから、和モノに限らず幅広いお仕事を任せていただいています。
まとめ
というわけで、2日間にわたってお送りした「作曲家として仕事の幅を広げるのに役立った10のヒケツ」、お楽しみいただけたでしょうか?
いますぐ実践できるノウハウもたくさんあるかと思いますので、これからどんどん作曲仕事を拡大していきたい方は、ぜひチャレンジしてみてください!
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