ドラム音源選びのポイントとレベル別7種のオススメ音源をご紹介!
こんにちは、作曲家・稲毛謙介です。
今日は、リアルなドラムサウンドを実現する上で考慮したいドラム音源選びについて解説していきます。
- アコースティックドラム音源選びのポイント
- レベル別オススメのドラム音源
ドラム音源界のド定番から最新物理モデリング音源まで幅広くご紹介。
初心者向け、中級者向け、上級者向けなど、レベル別にオススメの音源をまとめましたので、ぜひご活用ください。
きっとあなたにぴったりの音源が見つかるはず!
アコースティックドラム音源選びのポイント
ドラムは、楽曲の土台となるリズムを司る重要なパート。
ポピュラー音楽では、ドラムの入っていない曲を探す方が難しいくらいメジャーな楽器ですよね。
当然、ドラム音源の質が楽曲のイメージを大きく左右するといっても過言ではありません。
というわけで、まずはドラム音源を選ぶ上で抑えておきたいポイントについてご紹介していきます。
【ドラム音源選びのポイント】
- サウンドがリアルか?
- カスタマイズ性が高いか?
- 自分のレベルに合っているか?
サウンドがリアルか?
リアルなドラムサウンドを実現したくとも、元のサウンドがリアルでなければそこで試合終了。
いうまでもなく、最低限抑えておきたいポイントとなります。
とはいえ、2021年現在リリースされているドラム専用音源で音がショボイものはそう多くはありません。
今日ご紹介する音源ならば、どれを使ってもこの基準はクリアしていると思うので安心してください!
カスタマイズ性が高いか?
最近の音源は、カスタマイズ性が極めて高いものが多いです。
ドラムセットを構成する各パーツの入れ替えや詳細な音の作り込みはもちろん、マルチマイク(太鼓ごとに立てられた数本〜十数本のマイク)で収録されたものも多数リリースされています。
それぞれのマイクにどれくらい音を被らせるかなど細かい設定もでき、さながら生ドラムをレコーディングしたものと同じような設定が可能です。
さらに最近では、物理モデリング音源(※後述)も登場し、ドラムの直径や深さ、材質なども細かく調整できたりする時代。
プロレベルのサウンドを作る上で、カスタマイズ性の高さは必要不可欠といえるでしょう。
自分のレベルに合っているか?
なんやかんやでここが一番重要だったりします。
前述の通り、カスタマイズ性が高い音源が多数リリースされる中、巷の評判だけで音源を選ぶのはキケン。
いろんなことができすぎて、結局どういじれば良いのかチンプンカンプンなんてことも。
最新の音源ほど初心者にとってはハードルの高いものとなっていますので、自分のレベルに合った音源を選ぶのが何よりも大事になります。
レベル別、オススメのアコースティックドラム音源
というわけで、レベル別にオススメのアコースティックドラム音源をご紹介していこうと思います!
初心者向け
TOONTRACK『EZ DRUMMER 2』
安い、軽い、カンタン!と三拍子揃った初心者向けドラム音源。
4GBというコンパクトな容量で、低スペックなコンピュータでもサクサク快適に動いてくれるでしょう。
カスタマイズ性は高くはありませんが、その分初心者にとっては親切設計と考えることができますね。
大量のリズムパターンもMIDIデータとしてあらかじめ収録されていますので、リズムパターンを作るのに自信のない初心者でも簡単にリズムトラックを作ることができます。
UJAM『VIRTUAL DRUMMERS BUNDLE 2』
プリセットを選ぶだけで音色やリズムパターンを自動選択してくれるお手軽ドラム音源。
フレーズのスウィング感や、表ノリor裏ノリといったグルーヴ感も簡単にコントロールすることができ、とにかくお手軽さが魅力ですね。
リズムパターンや音色選びに自信がない初心者はもちろん、楽曲のラフをサクッと作りたい中級者以上にもオススメの音源です。
Steven Slate Drums『SSD5』
こちらはロックドラム専用音源ですが、最初から音が作り込まれていて即戦力となるドラム音源です。
細かい設定なしでも、簡単にリアルでパンチのきいたロックサウンドを鳴らすことができます。
一方で、ファンクやジャズなど細かいニュアンスがキモとなるジャンルは苦手。
あくまでロックらしい大味なサウンドが欲しい場合には導入してみると良いでしょう。
中級者向け
XLN Audio『Addictive Drums 2』
安い、軽い、カンタン!の三拍子に加えて、細かい作り込みも可能な定番音源です。
軽快な動作でキビキビと動いてくれる上に、マルチマイクによる細かい音作りも自由自在。
強いていうならプリセットが独特のサウンド感で、一聴して「Addictive Drums サウンド」とわかる音。
これをよしとするかは意見がわかれるところですが、ぼくは好きです。
TOONTRACK『SUPERIOR DRUMMER 3』
クオリティの高いサウンドと自由度の高いカスタマイズ性が魅力の定番音源。
一方で、操作性もわかりやすく中級者でも十分に扱えるシロモノとなっています。
また、ジャンルごとの音色も幅広く網羅している点もポイント。
手打ちしたリズムを元に類似のリズムパターンを検索できたり、レコーディングしたドラムサウンドの音を簡単に置き換えたりと、現場で使える便利機能も盛りだくさん。
幅広いDTMerにオススメの優秀な音源です。
上級者向け
FXpansion『BFD 3』
ドラム音源界の最高峰ともいえる音源。
そのサウンドクオリティは数ある音源の中でもトップクラスで、作り込めば圧倒的ハイクォリティのサウンドを実現できます。
カスタマイズ性もバツグンで、上級者にとってはこれ以上ない選択肢になってくれるでしょう。
この音源の難点は、その操作性の難しさ。
収録されているサウンドも素のサウンドに近く、ドラムに対する相当な知識量がないと扱いが難しいでしょう。
手間をかけてでも最上級のサウンドを目指したい上級者にこそオススメの音源です。
IK Multimedia『MODO DRUM』
2019年にリリースされた全く新しい発想のドラム音源。
物理モデリングといって、楽器の特性をエミュレーションして、サウンドをリアルタイム生成するドラム音源です。
ドラムの口径や深さ、材質などを細かく指定することができ、ガッツリと好みのサウンドを作り上げることができます。
当然、そのカスタマイズ性の高さゆえに扱いは難しく、初心者には絶対にオススメしません。
こちらも完全に上級者向けの音源といえるでしょう!
まとめ
というわけで、ドラム音源選びのポイントと、レベル別のオススメ音源をご紹介しました!
操作は簡単だけど作り込みが難しい音源、リアルだけど扱いが難しい音源など、それぞれに特徴がありましたね。
今日の記事を参考に、ご自身のレベルにぴったりな音源を見つけていただければ幸いです。
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