キーボードソロの基礎①:右手を使ったフレーズの作り方をマスターしよう!
こんにちは、作曲家・稲毛謙介です。
今日からは、キーボードソロの基本テクニックについて解説していきます。
初回は、右手を使ったフレーズの作り方から。
- キーボードソロの基本
- 右手を使ったフレーズの作り方
- コードトーンを使ったフレーズ
- コードスケールを使ったフレーズ
- アプローチノートの組み込み
- 上記3つの組み合わせ
- オクターヴやハモリを使ったフレーズ
楽曲の間奏などで演奏されるキーボードソロ。
そんなキーボードソロのフレーズ作りを行う際に参考になる各種テクニックをご紹介していきます。
どんなメロディを弾けばいいのかわからない!という方のヒントになるはずですので、ぜひご活用いただければ幸いです。
※こちらの内容は動画でも学習することができます。
キーボードソロの基礎①:右手を使ったフレーズの作り方をマスターしよう!
キーボードソロの基本
まずは、キーボードソロの基本的な考え方について解説していきます。
キーボードソロを行う際には、左右の手をそれぞれ以下のように使います。
- 右手:メロディの演奏
- 左手:コードの演奏
以前ご紹介した3つのフォームのうち、フォーム3(左手コード+右手メロディ)を使うということですね。
もちろん、楽曲によっては両手全体を使ってメロディを演奏することもありますが、基本は上記の形で演奏すると考えてOKです。
今日はこのうち、右手を使ったフレーズの作り方について解説していきます。
右手を使ったフレーズの作り方
キーボードソロではどんなフレーズを演奏すれば良いのでしょうか?
結論からいうと、なんでもアリです(笑)。
メロディ作りが自由であるように、ソロのフレーズもまた自由であって構わないわけですからね。
とはいえ、いきなり「自由にやれ!」といわれても面食らってしまう方もいらっしゃるかと思います。
そんな方のために、ソロフレーズ作りの参考になる考え方を5つほどご紹介していきます。
- コードトーンを使ったフレーズ
- コードスケールを使ったフレーズ
- アプローチノートの組み込み
- 上記3つの組み合わせ
- オクターヴやハモリを使ったフレーズ
メロディというのは、常に「コードトーン」や「コードスケール」の組み合わせでできています。
したがって、キーボードソロにおいてもこれらを使ったフレーズを組み立てていけば良いわけですね。
早速それぞれのテクニックを見ていきましょう!
コードトーンを使ったフレーズ
意外なことに、コードトーンをなぞるだけでも十分それらしいフレーズになります。
以下の例は、「Dm7」「G7」のコードトーンを演奏しているだけですが、立派なメロディに聴こえるのがおわかり頂けると思います。
ピアノのみ
ベース入り
コードスケールを使ったフレーズ
コードスケールを使ったフレーズも常套手段。
コードトーンにはない順次進行による滑らかな接続が可能になりますので、流れるようなメロディが実現できます。
以下の例は、「Dm7」「G7」それぞれに適したコードスケールをのせたものですが、こちらも十分立派なメロディになっていることがお分かり頂けると思います。
ピアノのみ
ベース入り
アプローチノートの組み込み
コードトーンやコードスケールだけでは味気ないフレーズも、アプローチノートを組み込むことでシャレた印象に仕上がります。
コードトーンにアプローチノートを組み込んだものと、コードスケールにアプローチノートを組み込んだものをご用意してみました。
コードトーン+アプローチ(ピアノのみ)
コードトーン+アプローチ(ベース入り)
コードスケール+アプローチ(ピアノのみ)
コードスケール+アプローチ(ベース入り)
上記3つの組み合わせ
ここまでにご紹介した3つのテクニックは全て組み合わせて使うことができます。
実際のソロでは、コードトーンとコードスケールを適度に組み合わせた状態でフレーズを組み立てるのが良いでしょう。
ピアノのみ
ベース入り
オクターヴやハモリを使ったフレーズ
ここまでは単音でのソロをご紹介しましたが、オクターヴやハモリによる重音での演奏も可能です。
冒頭にご紹介したフレーズなどは、まさにそのようなものになっていましたね。
ピアノのみ
ベース入り
また、ポップスのキーボードソロではオクターヴでメロディを演奏することも少なくありません。
以下のようなものが考えられます。
ピアノのみ
ベース入り
Official髭男dismさんの『イエスタデイ』では、オクターヴやハモリを巧みに使ったソロが印象的です。
ソロ冒頭部分はストリングスやギターとのユニゾンでオクターヴのメロディを、その後はピアノ単体でハモリを伴うソロを演奏しています。
Official髭男dism『イエスタデイ』(ピアノソロは2分41秒〜)
まとめ
というわけで、キーボードソロにおけるフレーズの作り方について解説しました。
今日ご紹介したテクニックは、ジャンルを問わずさまざまなフレーズ作りに役立ちます。
基本をしっかり理解されたら、あとは感情のおもむくまま自由にフレーズ作りを楽しんでください!
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