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【音楽ビジネス】作曲仕事のトラブルを未然に防ぐ!7つの重要事項!!

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。

今日は、作曲の仕事を受注する上で事前に確認しておくべき重要事項についてお話します。

世の中を見渡すと、口約束でカンタンに仕事を引き受けたばかりに思わぬトラブルに疲弊してしまっているクリエイターさんの多いこと多いこと。

せっかく頑張ったお仕事が残念な結果に終わってしまったら、それこそ悔やんでも悔やみきれませんよね!

そのようなトラブルを未然に防ぐために、事前に必ず確認しておきたい7項目についてお話していきます。

ぼくが過去に経験してきたものばかりですから、ぜひ役立てていただければ幸いです!

 

作曲仕事のトラブルを未然に防ぐ!7つの重要事項!!

作曲の仕事のトラブルを未然に防ぐために、確認しておきたい7つの重要事項は以下の通りです。

  1. 納期・スケジュール
  2. ギャラの金額
  3. 印税or買取?
  4. 支払期日
  5. 契約書の有無
  6. 実績公開の可否
  7. 担当者のコミュ力

それぞれ詳しく見ていきましょう!

1)納期・スケジュール

1)納期・スケジュール

いわずもがなですが、納期・スケジュールの確認は最重要項目です!

納期やスケジュールがわからないことには、そもそも仕事を引き受けられるかどうかすらジャッジできませんからね・・・。

作曲のお仕事というのは、楽曲を作ったらそれをそのまま提出しておしまい!なんてことはありません。

クライアントさんが求める作品になるまで何度かリテイクが出ることもありますし、案件によっては行程が多岐にわたるものも多く、その都度クライアントさんのチェックが入ることもあります。

ですから、どのようなフィードバックがあってもきちんと対応できるだけのバッファまで加味してスケジュール確認しておきましょう!

2)ギャラの金額

2)ギャラの金額

こちらも言わずもがなですが、ギャラがいくらなのかも必ず確認しておきましょう!

日本人はお金の話をすることに抵抗がある人も多いようですが、仕事においてはお金の話をうやむやにしたままことを進めるほど愚かなことはありません!必ず事前にギャラの確認と交渉をしておきましょう。

しっかりしたクライアントさんなら、最初の打ち合わせの段階できちんとギャラを提示してくれるか、あるいは見積もり依頼を出してくれます。

逆に、お金の話を伏せたまま話を進めようとするクライアントさんは要注意です。

お金の話を伏せるということは、ほぼ確実にお金に関して何かやましいことがあるからに他なりません。

お金の話をしないまま仕事をしてしまって、ほとんどギャラがもらえなかったり未払いになってしまうケースも後をたちませんので、きちんとお金の話ができる人とのみお仕事をするようにしましょう!

3)印税契約か、買取契約か

3)印税契約か、買取契約か

我々クリエイターにとって著作権はとっても大事な権利

ですから、その取り扱いをどうするのかについても事前にしっかり取り決めをしておくべきでしょう。

印税契約ならば、ギャラ以外にも継続的な収入がえらえるようになりますが、買取契約の場合はギャラをもらったらそれっきり。

ですから、印税契約に比べて買取契約のギャランティは高く設定されることが常です。

また、いずれの場合においても、許諾の範囲、管理団体へ信託する項目など、細かい取り決めがなされることがほとんですから、きちんとクライアントさんと話し合って決めましょうね!

4)支払期日

4)支払期日

ギャラの金額だけでなく、支払い期日も重要です!いくらギャラが良い仕事でも、支払いが100年先になってしまっては生きてる間に受け取れませんからね・・・。

ですから、ギャラの支払いタイミングについても事前に確認しておきましょう。

普段ぼくの仕事では、多くの場合「月末締め、翌月末払い」になることが多いです。

つまり、業務が完了した月に請求書を発行し、その翌月末にギャラが支払われるということですね。

この支払いタイミング、業種によっては請求書発行から2ヶ月後・3ヶ月後の支払いとなることも少なくないようですから、必ず最初に確認しておくことをオススメします。

せっかくの売上げも、手元に入ってこなければ生きていけませんから。

5)契約書の有無

5)契約書の有無

契約書の有無も必ず確認しておきましょう!

原則的に、契約書に書かれていることは「絶対」です。法的効力を持ちます。

ですから、前述の1)~4)を含む重要事項をきちんと取り決めした上で、それらを盛り込んだ契約書を作成、締結しておくことが自分の身を守る最大のキモです。

とはいえ、業種や会社さんによっては事前に契約書を交わしてくれないケースもあります。

ぼくは極力そのような取引をしないようにしていますが、やむをえず契約書がない状態で進める必要がある場合は、最低でも前述の1)~4)までは必ず書面で確認しておきましょう。

口約束だけは絶対にだめです!

証拠に残らないものは約束とはいいません。

書面やメールなど、形に残るもので残しておきましょう!

6)実績公開の可否

6)実績公開の可否

意外な落とし穴なんですが、自分が担当した仕事だからといって何でもかんでも実績を公開できるわけじゃあないんです。

その理由は色々あって特定のケースに絞り込むことはできないのですが、少なからず実績公開不可能な案件は存在します。

実績というのは、我々作家にとって

  • 信用の担保であり
  • 実力を証明するものであり
  • ステータスであり
  • 宣材でもある

ので、実績公開できないとなると結構な痛手だったりします。

公開可能かどうかは我々の力ではどうすることもできませんので、仕事を受ける前に事前に確認しておくことが大事ですね!

7)担当者のコミュ力

7)担当者のコミュ力

最後の項目として、担当者さんのコミュニケーション能力についても事前にしっかり確認しておいた方がいいです。

仕事のやりやすさが格段に変わってきます。

音楽というのは言語で説明がむずかしいもの。

しかし、それを製作するための資料や情報、制作過程のフィードバックは、十中八九言語でのやりとりとなります。

(もちろん動画や画像などを共有してもらえることもありますが。)

ですから、先方の担当者さんに十分なコミュ力がないと命取りになることも少なくありません。

実際にそういうケースに出くわすとよくわかるのですが、

正直言ってる意味が全くわかりません!

まともなコミュニケーションが取れないために何度もリテイクが嵩んだりすることもしばしば。

こちらも先方も精神衛生上良くないので、必ず担当者のコミュ力は事前にチェックしておきましょう。

ちょっと怪しいなと思ったらそれとなく担当者の交代を要請する、またはサポート要員を入れてもらうか潔く仕事そのものを断ることも大事です。

ムダに疲弊するより、その間新しい仕事に取り組んだ方が建設的な場合も多いですからね。

 

まとめ

どんなに好きな仕事でも、無用なトラブルにまきこまれれば精神は疲弊しますし、モチベーションも下がってしまいます。

せっかくクリエイティブな仕事なんですから、そんなことでエネルギーをロスするのはもったいないですよね!

だからこそ、今日お話しした7項目は必ず事前に確認するよう心がけましょう!

今現在作曲の仕事をしている方も、これからやってみたいと思っている方も、ぜひ参考にしていただければ幸いです!

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