キーボードの基礎知識①:キーボードってなに?その役割と特徴を理解しよう!
こんにちは、作曲家・稲毛謙介です。
キーボードカリキュラム最初の記事となる今回は、「キーボード」という楽器の役割と特徴について解説していきます。
- そもそも「キーボード」とは?
- キーボードの特徴
- 構造
- 鍵盤数と音域
- 音楽的役割
- 演奏スタイル
ひとくちに「キーボード」といっても、その種類はじつにさまざま。
どのような楽器があって、どんな特徴を持っているのか?
その概要について解説していきます。
初歩的な内容にはなりますが、今後の学習を進める上で重要な前提知識となりますので、楽しく学んでいきましょう!
※こちらの内容は動画でも学習することができます。
キーボードの基礎知識①:キーボードってなに?その役割と特徴を理解しよう!
そもそも「キーボード」とは?
そもそも「キーボード」ってどんな楽器でしょう?
厳密には「キーボード」という楽器は存在せず「鍵盤楽器全般」を指す言葉として使われます。
クラシックorポップス問わず、世界にはさまざまな鍵盤楽器がありますが、その総称ということですね。
例えば以下のようなものが挙げられます。
【主にクラシックで使用するもの】
- ピアノ(ピアノフォルテ)
- チェンバロ
- クラビコード
- パイプオルガン
- チェレスタ
【主にポップスで使用するもの】
- ピアノ(ピアノフォルテ)
- エレクトリックピアノ
- ハモンドオルガン
- クラビネット
- シンセサイザー
【その他のキーボード】
- 鍵盤ハーモニカ
- 鍵盤リコーダー
- アコーディオン
- リードオルガン(足踏みオルガン)
- 電子オルガン(エレクトーンなど)
- etc・・・
このほかにもさまざまなキーボードが存在し、それぞれに固有の特徴を持っています。
本カリキュラムでは、「主にポップスで使用するもの」として取り上げた5つの楽器の中から、シンセサイザーを除く4種のキーボードについてアレンジ&打込みテクニックを解説していきます。
シンセサイザーについては、以下のカリキュラムで詳しく解説しておりますのでそちらをご活用ください。
キーボードの特徴
ここからは、多くのキーボードに共通する特徴をみていきましょう。
主に以下の3点について解説していきます。
- 構造
- 鍵盤数と音域
- 音楽的役割
- 演奏スタイル
構造
前述の通り、キーボードとは「鍵盤楽器全般」を表す呼称でしたね。
したがって、その構造はいずれも「鍵盤」を有するものとなっています。
鍵盤を押下することでそのキーに対応した音程がなり、さまざまな演奏を行うことができます。
一方、発音原理そのものは楽器によって大きく異なります。
それぞれの楽器の詳しい特徴については、今後の記事でしっかり解説していきますのでご活用いただければ幸いです。
鍵盤数と音域
鍵盤楽器である以上、その音域は鍵盤数によって大きく変化します。
一般的なアコースティックピアノは88鍵仕様になっており、じつに7オクターブ以上もの音域を軽々と演奏することが可能です。
その広い音域から、ソロ楽器や伴奏楽器として長きにわたり愛用され続けてきました。
一方、その他のキーボードにおける鍵盤数と音域については個体差があります。
現代における各種キーボードの一般的な鍵盤数と音域は以下の通りです。
- アコースティックピアノ:88鍵(A-1〜C7)
- エレクトリックピアノ:76鍵(E0〜G6)
- ハモンドオルガン:61鍵(C1~C6)※
- クラビネット:60鍵(F0〜E5)
※ハモンドオルガンには61鍵を上下に2段+25鍵の足鍵盤を持つものもある。
このように、キーボードによってさまざまな鍵盤数、音域を持っていることがおわかりいただけると思います。
こちらも、各楽器の詳細な特徴については以後の記事で詳しく解説していきますので合わせてご活用ください。
音楽的役割
キーボードの音楽的役割は主に以下の3点です。
- コードの演奏
- メロディの演奏
- リズムの演奏
もちろん、ピアノソロなどの独奏の場合はこれ以外の役割も担うことになりますが、バンドでのアンサンブルにおいてはほとんどが上記3点に集約されます。
コードパートとして和音を奏でながら時折メロディアスな旋律を織り混ぜて楽曲を彩るスタイルは、キーボードアレンジにおける王道パターンといえるでしょう。
また、コードの演奏に伴ってさまざまなリズムを刻むことができます。(コンピングといいます。)
これにより、楽曲全体にリズム要素をプラスすることもできます。
とくにオルガンやクラビネットではリズム要素を重視したアレンジも多く見られますので覚えておきましょう。
演奏スタイル
キーボードの演奏スタイルは想像に難しくないかもしれません。
一般的なピアノ同様、両手で鍵盤を抑えることで多様な演奏を繰り出します。
主に右手は高音部を、左手は低音部を受け持つことになりますね。
さらに、ハモンドオルガンには足鍵盤がついているものもあり、その場合は足によるベースパートの演奏も行われます。
(電子オルガンである「エレクトーン」などにもその特徴が受け継がれていますね。)
また、このようなオルガンでは鍵盤も上下2段に分かれており、右手は上段、左手は下段の鍵盤を演奏することになります。
ただし、現代のオルガンには鍵盤が1段だけで足鍵盤がついていないものも多く、ソフトウェア音源においてもそのような仕様になっているものも少なくありません。
参考までに覚えておきましょう。
まとめ
というわけで、キーボードという楽器群についてその概要をお届けしました。
非常に基礎的な知識ではありますが、本カリキュラムを学習する上で抑えておきたい大事な知識となります。
今日の記事を参考に、その大まかな特徴について理解を深めていただければ幸いです!
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