【音楽ビジネス】音楽クリエイターのための事務所との上手な付き合い方!
こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。
以前、作曲家として仕事を獲得していくためには事務所に入った方がよいのか?というテーマについてお話しました。
結論から言うと、ぼくはフリーランスをオススメするというスタンスをとりました。
事務所に所属してもそれだけで仕事になるほど世の中は甘くないからです。
とはいえ、フリーランスでも事務所と上手に付き合う方法もあるので、今日はそんなお話をしようと思います。
プロを目指す上で事務所に入るかいなか迷われている方の参考になれば幸いです!
音楽クリエイターのための事務所との上手な付き合い方!
プロ作曲家として活動する場合、事務所に所属するか?フリーランスでいくか?いずれかで考えがちですよね。
でも、その中間の立ち位置があるってご存知でしょうか?
形式上はフリーランスだけど、事務所を通したお仕事もできる。
そういうやり方もあるんです。
じつはぼく、年間何件かはあちこちの音楽事務所さんから依頼を受けて仕事をすることがあります。
ぼくは自分の会社を経営しているので、立場上フリーランスになります。
しかし、単発のお仕事ならばよその事務所さんを通して受注することも全然ある!
これ、意外に盲点じゃないですか?
事務所に所属しなくても一緒にお仕事することはできる!
ということなんですね!
事務所との契約には2種類ある
実は、事務所との契約には2種類あることをご存知でしょうか?
「専属契約」と「スポット契約」です。
「専属契約」とはその名の通り、その事務所の専属作家として契約し、原則として以後全ての仕事は事務所を通して行う業務形態。
専属契約の場合、たとえ自分の力で獲得した仕事であっても事務所を通すのが通例です。
一方「スポット契約」とは、特定の案件の時のみ依頼を受け、単発で契約する方法です。
いわゆる「提携作家」と呼ばれるクリエイターたちはこちらに該当しますね。
契約は案件単位で行われ、それ以外の仕事は事務所を通さず自由に行うことができます。
- 専属契約 = すべての仕事を事務所を通して行う
- スポット契約 = 単発の仕事を事務所から受託して行う
多くの場合、事務所との契約といえば、「専属契約」をイメージされるでしょう。
しかし、「スポット契約」ならば、一般的なクライアントワークと同じような感覚で事務所と取引することができます。
フリーランスのままで、事務所とのお付き合いもできるということなんですね。
自由な反面デメリットもあります。
一見すればいいことばかりに見えるスポット契約ですが、もちろんデメリットもあります。
「専属契約」に比べ、「スポット契約」は事務所側がギャラから差し引くマージンが多いのが通例です。
例えば、専属作家ならギャラの3割が事務所の取り分だけど、スポットの場合は4割〜5割引かれるといった具合ですね。
多くの場合、「専属契約」よりも1〜2割ほど多いマージンとなります。
そりゃ事務所だってボランティアでやってるわけじゃありませんから、そのくらいは当然っちゃ当然ですね。
とはいえ、そのデメリットを差し引いたとしても、「スポット契約」ではそれを補って余りあるほどの圧倒的自由が手に入ります。
多少多くのマージンを支払ってでも、それ以外の仕事でガンガン稼げば全く問題なし。
ぼくは、自分のビジネスに関して裁量権がないことの方がよほどリスキーだと考えています。
なので、基本はフリーランスとして自由に活動しながら、事務所さんとは「スポット契約」でお付き合いしていく方法が、最も身軽で、かつ安全なクリエイターの働き方なのではないかと思います。
まとめ
フリーランスか?事務所所属か?二者択一で考えるのではなく、フリーランスでありがなら事務所とも上手に付き合っていくという柔軟なスタンスで仕事を行った方が、双方のメリットを十分に享受できるのでオススメです!
ぜひ参考にしていただければ幸いです!
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