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【音楽理論】「音階(スケール)」を理解しよう!その構造と基礎知識を解説【DTM】

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。

今日は、コード理論を学ぶ上で欠かせない楽典の知識の中から、「音階(Scale)」について詳しく解説していきます。

  • 音階とは?
  • 音階を構成する主要な音
  • 長音階と短音階
  • 音名と階名

あらゆるコードは、音階をベースに作られていきます。

音程と同様に、コードを理解するための前提知識となりますので、しっかりと学んでいきましょう!

 

音階(スケール)とは?

音階(スケール)とは?

音階とは、一定の規則にしたがって音を並べたもので、英語では「Scale(スケール)」と呼びます。

ものすごく簡単にいうと、「ドレミファソラシド」などの音列のことですね。

例:Cメジャースケール

音階を構成する主要な音

音階を構成する音には、それぞれ呼び名がありますが、そのうち主要な音には特別な呼称がついていますので、ご紹介します。

■主音(トニック)

その名の通り、調性(Key)を決定づける「主役」の音です。

英語では「Tonic(トニック)」といいます。

そのキーの中で最も安定感のある音とされ、主音以外の音はすべて、最終的に主音に引き寄せられる性質を持っています。

■属音(ドミナント)

属音とは、主音に対して完全5度上に存在する音です。

英語では「Dominant(ドミナント)」といいます。

属音は、主音の次に安定感のある音で、音階の中でもっとも強く主音に引き寄せられる性質を持っています。

■下属音(サブドミナント)

下属音とは、主音に対して完全5度下に存在する音です。

英語では「Subdominant(サブドミナント)」といいます。

調性内では不安定な響きを持つ音で、安定を求めてすぐ下の第3音に解決しようとする性質を持っています。

■導音(リーディングトーン)

導音とは、主音の短二度下に存在する音です。

英語では「Leading Tone(リーディングトーン)」と呼びます。

調性内で最も不安定な響きを持つ音で、半音上の主音に強く引き寄せられるという性質を持っています。

 

長音階と短音階

長音階と短音階

音階にはじつにさまざまな種類があり、それぞれに特徴的な印象を持っています。

今日はその中でも、最も基本的な音階である「長音階」「短音階」についてご説明します。

長音階(Major Scale)

長音階は「Major Scale(メジャースケール)」ともよばれ、すべての音階の中でもっとも基本となるものです。

全音 – 全音 – 半音 – 全音 – 全音 – 全音 – 半音

の順に音がならんでいます。

短音階(Minor Scale)

短音階は「Minor Scale(マイナースケール)」とも呼ばれ、その音列によって3つの種類に分類されます。

■自然短音階(Natural Minor Scale)

長音階をそのまま短三度下にスライドさせたスケールです。

全音 – 半音 – 全音 – 全音 – 半音 – 全音 – 全音

の順に音がならんでいます。

■和声的短音階(Harmonic Minor Scale)

自然短音階には存在しない「導音」を作るために、第7音をシャープさせたマイナースケールです。

全音 – 半音 – 全音 – 全音 – 半音 – 増二度 – 半音

の順に音がならんでいます。

「導音」がつくられたことで主音に対する進行力が増し、和声的使い勝手が向上します。

■旋律的短音階(Melodic Minor Scale)

和声的短音階で導音を作る際、第六音と第七音の間に「増二度」の音程がうまれました。

一般的に、増音程は歌いにくい(=旋律として不自然さが出る)とされており、それを解消するために生まれたのが旋律的短音階です。

全音 – 半音 – 全音 – 全音 – 全音全音 – 半音

の順に音がならんでいます。

第七音のほか、第六音もシャープさせることで、より滑らかな旋律を演奏できるよう調整されています。

 

音名と階名

音名と階名

音の高さをあらわす呼び方には2種類あります。

ひとつは「音名」、もうひとつは「階名」と呼ばれるものです。

音名

音名とは、絶対的な音の高さ(=実音)を表す言葉です。

調性に関係なく、特定の音は必ず固定の名称で呼ばれます。(「固定ド」と呼ばれるものです。)

音名には国によってさまざまな呼び方があり、代表的なものは以下のとおりです。

  • 日本語 = ハニホヘトイロ
  • 英語 = CDEFGAB(シー・ディー・イー・エフ・ジー・エー・ビー)
  • ドイツ語 = CDEFGAH(ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー)
  • イタリア語 = Do Re Mi Fa Sol La Si(ドレミファソラシ)

日本でもよく使う「ドレミファソラシド」は、実はイタリア語の音名だったんですね。

前回の記事でもお伝えしたとおり、OTOxNOMAでは、とくに注意書きがない限りは、英語の音名「CDEFGAB」を用いて解説していきます。

階名

階名とは、相対的な音の高さを表す言葉です。

メジャースケールにおける主音を「ド」、上主音を「レ」といった具合に、スケール内の音の位置付けを表します。

したがって、どのキーで演奏していてもその呼び名が変わることはありません。

  • Cメジャースケールでは、Cの音が「ド」
  • Gメジャースケールでは、Gの音が「ド」

という具合に、キーによって「ド」の音がさす音が変わるのが特徴です。(これがいわゆる「移動ド」と呼ばれる考え方です。)

慣れないうちは難しいかもしれませんが、移調楽器などを取り扱う際にも役立ちますので、徐々に慣れていきましょう!

 

まとめ

というわけで、音階に関する詳しい解説をお届けしました。

冒頭もお伝えしたとおり、コードはそのほとんどが特定の音階に基づいて作られます。

スケールに関する理解は、コード理論を理解する上で欠かすことのできないものですから、しっかりとマスターしておいてくださいね!

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