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特殊な三和音&四和音をご紹介!コードネームの読み方も!

こんにちは、作曲家・稲毛謙介です。

今日は、昨日に引き続き、コード理論で取り扱うコードのうち、特殊な三和音&四和音について解説していきます。

  • 特殊な三和音
  • 特殊な四和音
  • コードネームの読み方

今日ご紹介するコードは、いずれも前回ご紹介した基本的なコードを応用して作られるもの。

前回の記事をまだご覧になっていない方は、先にそちらをお読みいただいた方が理解が深まると思います!

それでは、早速いってみましょう!

 

特殊な三和音&四和音

特殊な三和音&四和音

特殊な三和音

まずは、特殊な三和音について解説していきます。

  • sus4(サスフォー)
  • sus2(サスツー)

それぞれ見ていきましょう!

※本項ではすべて、Cをルートとしたコードをご紹介していきます。

■ sus4(サスフォー)

メジャーコードの3rd(第三音)を4th(第四音)に置き換えたコードです。

「sus」は「Suspended」の略で、「吊るす」「ぶら下げる」という意味があります。

いわれてみれば確かに第四音が吊るされたように見えますね。

■ sus2(サスツー)

sus4同様、メジャーコードの3rd(第三音)を2nd(第二音)に置き換えたコードです。

サスフォーでいうところの4thが2ndに置き換わっただけで、基本的な考え方は一緒です。

特殊な四和音

続いて、特殊な四和音について見ていきましょう!

  • 6(シックス)
  • m6(マイナーシックス)
  • 7(sus4)(セブンスサスフォー)
  • aug7(オーグメントセブンス)
  • augM7(オーグメントメジャーセブンス)
  • dim7(ディミニッシュセブンス)

それぞれ解説していきます。

■ 6(シックス)

メジャーコードに第六音(6th)を追加した和音です。

メジャーセブン同様、ノーマルなメジャーコードの置き換えとしてよく使われるため、耳にすることも多いかと思います。

■ m6(マイナーシックス)

先ほどご紹介した6のマイナーバージョンですね!

マイナーコードに第六音を追加することで作ることができます。

■ 7(sus4)(セブンスサスフォー)

セブンスコードの3rd(第三音)を4th(第四音)に置き換えたものです。

簡単にいうとセブンスとサスフォーの合わせ技ですね。

通常のセブンスの代用などでよく用いられます。

■ aug7 / +7(オーグメントセブンス)

オーグメントに7の音(7th = 短七度)を加えたものです。

もともと不穏な響きをもつオーグメントですが、セブンスが加わることでその雰囲気が強まっていますね。

■ augM7 / +maj7(オーグメントメジャーセブンス)

こちらは、オーグメントにMaj7(長七度)を加えたものです。

オーグメントセブンスとはまた違った緊張感があります。

■ dim7 / 7(ディミニッシュセブンス)

こちらは、マイナーフラットフィフス(ディミニッシュ)に、減七度の音を加えたものです。

トライアドのディミニッシュ同様、すべて「短三度」の堆積によって作られています。

かの有名なサスペンス劇場のジングルで使われていることでも有名な和音です(笑)。

 

コードネームの読み方

コードネームの読み方

基本的なコードの種類もご紹介できたところで、最後にコードネームの読み方について解説していきます。

コードネームは、以下のような構造になっています。

コードネームの構造を分解すると以下の4つに分けて考えることができます。

  1. ルートの指定
  2. トライアドの状態
  3. 4音目の指定
  4. 特殊条件の指定

それぞれ詳しく解説していきますね!

■1. ルートの指定

もっとも左側にあるアルファベット表記は、そのコードのルートを示しています。

上図にある「Cm7(9)」ならば、ルートは「C」ということになりますね。

■2. トライアドの状態

左から二番目の表記は、トライアドの状態を示しています。

  • 無記載 = メジャーコード
  • m = マイナーコード
  • dim = ディミニッシュ
  • aug = オーグメント

と書けばオッケーです!

■3. 4音目の指定

右から二番目の表記は、シックスやセブンスなどの4音目を指定するためのものです。

  • 6 = シックス
  • 7 = セブンス
  • maj7 = メジャーセブンス

が代入されます。

■4. 特殊条件の指定

もっとも右側にある()内の表記は、特殊な条件を指定する際に使用します。

  •  b5 = フラットファイブ
  • sus4 = サスフォー
  • sus2 = サスツー
  • その他テンションの表記

など、左側3つの文字列に特殊なノートを追加したり変更したりする場合に活用できます。

 

まとめ

というわけで、前回から2回にわたって、さまざまなコードをご紹介してきました。

コード理論では、今回ご紹介したコード以外にもたくさんのコードが登場しますが、それらはすべてここまでご紹介したコードの応用で成り立っています。

前回と今回の内容をしっかりと頭に入れておくことで、より高度な和音が登場しても怯まずに済むと思いますので、ぜひしっかりと頭に入れておいてくださいね!

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