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ゲーム音楽作家になるための5つのトレーニング法!!

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。

今日は、「ゲーム音楽作家になるための5つのトレーニング法」と題して、ゲーム音楽や劇伴など、BGMの制作スキルアップに役立つトレーニング方法をお話ししようと思います。

ポップスの作曲とは違い、ゲーム音楽や劇伴では母体となるコンテンツ(ゲームや映像など)を引き立てることが最大のポイント。

当然、BGMならではの制作テクニックも無数に存在します。

そんなBGMづくりのトレーニング方法として最適な5つの項目を解説してみました。

ゲーム音楽作家、劇伴作家になりたいみなさま、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

ゲーム音楽作家になるための5つのトレーニング法!!

ゲーム音楽作家になるための5つのトレーニング法!!

ゲーム音楽作家になるためのトレーニング方法として効果的なのは以下の5つです。

  1. サントラをひたすら耳コピする
  2. 感情や情景を表すキーワードを題材に作曲
  3. ゲーム画面に合わせて作曲
  4. 勝手にサントラ制作
  5. 毎日1曲作曲する

それぞれ詳しくご説明していきます。

1)サントラをひたすら耳コピする!

1)サントラをひたすら耳コピする!

やっぱり「耳コピ」は最強のトレーニング法!

BGM制作においてもおおいに力を発揮してくれます。

一般的な歌モノとはちがい、ゲーム音楽や劇伴などのBGMではシーンに合わせて様々な音楽性が求められます。

  • メインテーマ
  • 各キャラクターのテーマ
  • 戦闘シーン
  • 日常のシーン
  • 悲しいシーン
  • 不穏なシーン

など、あげればキリがないほど様々なシーンを音楽で盛りたてねばなりません。

このような、各シーンごとの音楽性のちがいや表現方法のちがいをインプットする上でも、耳コピは最適なんですね。

まずはサントラを何らかの形で入手して、どんなシーンでどのような音楽が使われているのかをしっかり聞き込んでみましょう。

それが終わったらいよいよ耳コピ!

ぼくらBGM作家は、あらゆるテクニックを駆使して多様なシーンを音楽で表現しています。

感情や情景を上手に表現するために、どのようなテクニックが使われているのか?しっかり分析しておきましょう。

ちなみに、基本的な耳コピの手順は以下の記事をご覧ください!

2)感情や情景を表すキーワードを題材に作曲

2)感情や情景を表すキーワードを題材に作曲

さまざまなシーンを表現する手段がみえてきたら、今度は実際に曲をかいてみましょう!!

まずは「感情」や「情景」を表すキーワードをたくさん書き出してみてください。

・歓び
・悲しみ
・怒り
・焦り

などの感情を表す言葉や、

・雄大
・のどか
・殺伐
・緊迫

などの情景をあらわす言葉を30個くらい書きだしてみます。書きだし終わったら実際に曲を書いてみましょう。

感情や情景を音楽で表現する手段はじつにさまざま。「和音」「スケール」「リズム」「テンポ」「音色」「楽器編成」などなど、あらゆる音楽的要素が感情や情景を表すために役立ってくれることがわかるはずです。

3)ゲーム画面に合わせて作曲

3)ゲーム画面に合わせて作曲

感情や情景を音楽であらわすコツがわかってきたら、こんどは実際のゲーム画面に合わせて音楽を作ってみましょう

(ゲームでなく映画やドラマのワンシーンでも良いと思います。)

実際に映像に合わせてみることで、より鮮明なイメージが湧いてきやすくなると同時に、楽曲がそのシーンを適切に表現できているかをジャッジする上でも効果的です。

実際のゲーム画面をキャプチャするなりなんなり、音楽をつけたいシーンを何かしらの方法で動画化しましょう。

むずかしい場合は、とりあえず静止画でもいいと思います。(動画の方がいいけどね。)

実際の画にあわせて作曲するのとそうでないのとでは、シンクロ感も臨場感も段違い。

比較的早いタイミングで、このトレーニングに着手してみることをオススメします!

4)勝手にサントラ制作

4)勝手にサントラ制作

ある程度作曲にも慣れてきたらトレーニングもいよいよ大詰め!

既存のゲームや映画などから好きな題材をえらんで1作品丸々音楽をつけてみましょう!

名付けて「勝手にサントラ制作」!

自分がそのタイトルのコンポーザーになったつもりで、

・自分ならどんな音楽をつけるか?
・自分ならどんな演出をするか?

実際に自分がそのタイトルの作曲家として抜擢されたかのごとくトライしてみるのが良いかと思います。

必要な手順をまとめておきますね。

  1. まずはそのゲームをプレイ!(または映画を鑑賞!)
  2. 音楽が必要なシーンをリストアップ
  3. タイトル全体の音楽コンセプトを検討
  4. プロトタイプとなる楽曲を1~2曲制作してみる
  5. 実際のゲーム画面にプロトタイプをあててみて、ゲームにマッチしているか確認
  6. 問題なければ楽曲を量産。リストアップした楽曲全てを制作する
  7. 制作過程で随時映像とのマッチングをチェックする

大規模なゲームでは、BGMの総数が100曲以上にものぼることも少なくないので、最初からその規模でやろうとすると心が折れますw

ので、最初はスマホアプリなど小規模なゲームからチャレンジしてみましょう。

この規模なら3~10曲程度あれば十分事足りるかと思います。

慣れてきたら徐々に題材の規模を大きくして、最終的には壮大なRPGの楽曲丸々作っちゃいました!くらいまで持っていけると最高です。

5)毎日1曲作曲する

5)毎日1曲作曲する

最後の訓練は「毎日1曲作曲する」ことです。

ゲームや劇伴のBGM制作はスピードが命。

1日に何曲も書かねばならないことも少なくありませんので、制作スピードの向上は避けて通れません。

まずは1週間に1曲、慣れてきたら3日に1曲、2日に1曲といった具合に徐々にスピードアップしていき、最終的には1日1曲は必ず作れるようになるとベリーグッドですね。

もちろん、ただ早いだけでクォリティが伴っていないのでは困りますが、クォリティというのは数をこなせばこなすほど磨かれていきますので、まずはひたすら数をこなす!という目標でも十分効果はあるかと思います。

さらに!

毎日1曲ずつ書き上げようとすると、「どうやったら作業を効率化できるか?」まで考えなければなりません。

そうなると、無駄なものを極力排除し、できる限り多くの時間をクリエイティブなことに使っていくためにはどうすれば良いのか?というところまで目が向くようになるので、そのような工夫や改善方法も訓練できて一石二鳥です。

ぜひ、毎日楽曲を書いて、スピード&クォリティともにレベルアップできるようトレーニングしてみてください!

 

まとめ

内容的には結構ハードなものもありましたが、それ以上にゲーム音楽制作のトレーニングは楽しいものです。

実際にゲームをプレイしながら、ゲームのキャプチャ動画を作りながら、どのようにそのゲームを盛り上げる音楽を作り上げていくかあれこれ考えてみるのも、とっても楽しい時間ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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