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「装飾音」「装飾記号」に関する基礎知識を理解しよう!

こんにちは、OTOxNOMA認定講師の鎧都万雄大(@Yudai_Yoroi) です。

今回は、装飾音・装飾記号について解説していきます。

  • 装飾音・装飾記号とは?
  • 装飾音
  • 装飾記号

より細かい音のニュアンスを具体的に表すために使われる音符や記号です。

種類が多岐に渡り、古い時代では作者によって多様な解釈がありました。

同じ記号でも位置や向きで解釈が変わるものもあるので、ひとつずつ身につけていきましょう!

 

楽典:装飾音・装飾記号

装飾音・装飾記号とは?

装飾音・装飾記号とは、音や旋律により細かいニュアンスを加えるために表記する音符や記号のことです。

装飾音や記号をつかう主な理由は、飾りの音が入ることで演奏やそのフレーズ自体をよりきらびやかにするためです。

装飾音のことを、英語では「Grace Note(グレースノート)」と呼び、Graceには「飾る」という意味以外にも「優美」や「優雅」という意味もあることからもうかがえます。

ただ、その細かいニュアンスを、音符で忠実に書き込んでしまうと楽譜がとても見にくくなってしまいます。

そのため、音符や記号を使って五線の中や周りに表記します。

装飾音

装飾音は、五線の中に記される小さな音符です。

装飾音がついている大きな音符のことを親音符(親音)と呼びます。

具体的な音高を指定して表記するため、そのまま読むことができます。

ですが、五線上の拍の概念から外れて表記されるため、奏者によって演奏のタイミングに差が出ます。

装飾音の表記の仕方は全部で4つに分けられます。

  • 長前打音
  • 短前打音
  • 複前打音
  • 後打音

■ 長前打音

長前打音は、親音が演奏する直前に、付加された音符の音高と音価の音を割り込ませて演奏します。

そのため、その手前の音は必然的に記譜された音価より短く演奏することになります。

■ 短前打音

短前打音は、音符に斜線が引かれている八分音符で1つで記されます。

長前打音と違い、親音が演奏される直前に、付加された音符の音高をとても短い音価で割り込ませて演奏します。

また、親音の発音タイミングを拍の頭に合わせて装飾音は拍頭前に演奏する場合もあれば、拍頭で短前打音から演奏する場合もあります。

■ 複前打音

複前打音は、複数の十六分音符で記されます。

演奏するタイミングとしては、短前打音に近く、タイミングについても親音を拍頭に合わせる場合も、そうでない場合もあります。

■ 後打音

後打音は、親音の後ろにスラーを伴って記される音符です。

親音を演奏した後に、付加された音符の音高を短く演奏します。

1音の場合でも、複数音符がある場合でも呼び方は変わりません。

装飾記号

装飾音は、五線の周りや音符の上下に記される記号です。

装飾音と違い、具体的な音高を指示せず、記号によって、付加されている音符から相対的にどんな音列で装飾されるかが決まっています。

そのため、その記号が、どんな音列で装飾するのかを知らなければ、演奏ができない場合があります。

今回はよく使われるものをご紹介します。

  • トリル
  • モルデント
  • プラル・トリラー
  • ターン

■ トリル

トリル記号と波線がついている間、音符の全音上の音を交互に素早く演奏することを指示する記号です。

♭や#を併せて記すことで、全音上ではなく半音間のトリルを指定することもできます。

トリル

半音トリル

■ モルデント

モルデント記号がついた音符の音を演奏して、素早く二度の音を鳴らしたら、すぐ元の音に戻って演奏することを指示する記号です。

これもトリルと同様に、♭や#を併せて記すことができます。

■ プラル・トリラー

プラル・トリラー記号は逆モルデントとも呼ばれ、音符の音を演奏して、素早く二度の音を鳴らしたら、すぐ元の音に戻って演奏することを指示する記号です。

こちらもトリルと同様に、♭や#を併せて記すことができます。

■ ターン

ターンは「2」や「S」を90度回転させたような記号で、向きによって意味合いが変わってきます。

「2」を左に倒した形は通常のターンと呼び、以下のような音列で演奏します。

音符の音 → 二度の音 → 音符の音 → 二度の音 → 音符の音

「S」を左に倒した形の場合は転回ターンと呼び、ターンとは逆の音列で演奏します。

音符の音 → 二度の音 → 音符の音 → 二度の音 → 音符の音

また、ターン記号が音符の真上にあるか、音符と音符の間にあるかで演奏の仕方も変わってきます。

真上にある場合は、ターンの音列をそのまま演奏します。

音符の真上にある場合は、最初の音符の音が省略され、いきなり二度上や下の音から演奏することもあります。

中間にある場合は、まず先に記譜された音符を演奏し、次の音符に移る前にターンの音列にしたがって演奏します。

こちらも♭や#を併せて記すことができます。

まとめ

ということで、装飾音・装飾記号について解説しました。

細かなニュアンスを加えて華やかにあしらう装飾音や装飾記号。

クラシック作品に使われることも多いので、楽譜を見ながら実際にどう演奏されているか聴いてみると良いでしょう!

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