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2管編成・3管編成ってなに?オーケストラの基本的な編成とその仕組みを理解しよう!

こんにちは、OTOxNOMA認定講師・作曲家の吉岡竜汰(@ryuchan_GGWL)です。

今日は、オーケストラの代表的な編成とその仕組みについて解説していきます。

  • オーケストラの基本「2管編成」
  • 楽器ごとのダイナミックレンジ
  • その他の編成

オーケストラには様々な楽器が使われますが、各楽器の人数が適当に決められているわけではありません。

音量や音色などのバランスを考慮した上で適正な人数が決められいるんです。

このことを知らずしてオーケストレーションに挑むのはキケン…!

ですから、まずはその基準となる編成をしっかり理解していきましょう。

 

2管編成・3管編成ってなに?オーケストラの基本的な編成とその仕組みを理解しよう!

2管編成・3管編成ってなに?オーケストラの基本的な編成とその仕組みを理解しよう!

オーケストラの基本「2管編成」

まずは、オーケストラの基本ともよべる「2管編成」について解説していきます。

以下の表をご覧ください。

「2管編成」がどのように成り立っているかをまとめたものです。

勘の良い方はお気づきかもしれませんが、2管編成の「2管」とはすなわち木管楽器のことを指しています。

木管楽器それぞれが2パートずつ含まれる編成だから「2管編成」。

すごくシンプルですね!

ではなぜ木管楽器を基準として編成を決めるのでしょうか?

それは、オーケストラの中で木管楽器が一番最大音量が小さいからです。

最大音量の小さい木管を基準に人数を決めないと、ケ全体で強く演奏した時に木管が埋もれてしまうといったことにもなりかねません。

だからこそ、オーケストラでは原則として木管楽器を基準に編成が決められるわけですね。

楽器ごとのダイナミックレンジ

ここで、各楽器ごとのダイナミックレンジを詳しく見ていきましょう。

どの楽器も、弱く演奏する分にはそこまで音量差を気にする必要はありませんが、強く演奏する時こそその差が顕著に現れてきます。

弱く演奏した場合と強く演奏した場合でどのような違いがあるのかを解説していきます。

■ 弱く演奏した場合

ストリングス、金管、木管それぞれ弱く演奏した時の音量差を図解したものです。

弱く演奏した場合にはどのセクションでもそこまで音量差がないことがお分かりいただけると思います。

■ 強く演奏した場合

次に、強く演奏した場合を見てみましょう。

先ほどとは打って変わって、金管楽器がズバ抜けて音量が大きいことがお分かりいただけると思います。

一方で木管を見てみるとどうでしょう?

明らかに音量が小さいですよね。

このように、木管楽器は他のセクションの楽器に比べてダイナミックレンジが狭く、その分音量の融通が聞きにくいことが見てとれます。

だからこそ、オーケストラの編成は木管楽器の人数を基準に決められるというわけですね。

上図に示した各楽器のダイナミックレンジはあくまでひとつの目安ではあるものの、バランスの良いオーケストラに仕上げるためには無視できないものです。

今のうちから各セクションごとのダイナミックレンジをしっかり掴んでおくと安心ですね。

その他の編成

オーケストラには「2管編成」のほかにもいくつか代表的な編成があります。

オーケストレーションの基礎を習得する上では「2管編成」をマスターするのが鉄則ではありますが、基礎知識としてその他の編成について軽くご紹介しておこうと思います。

  • 1管編成
  • 3管編成
  • 4管編成

■ 1管編成

1管編成は主にバロック時代の作品に用いられた、少人数オーケストラの編成です。

また、20世紀後半以降にも1管編成の作品がたびたび登場しています。

金管楽器の人数もだいぶ絞られ、チューバや打楽器に至っては出番すらないことも。

2管編成以上の大きな編成と比べてパワー感や派手さこそありませんが、その分楽器1つ1つの細かいニュアンスを出しやすい編成と言えます。

このような小編成のオーケストラのことを室内楽(チェンバー)オーケストラと呼んだりします。

■ 3管編成

ロマン派後期〜近代にかけてのクラシック作品でよく見られる編成です。

木管が各楽器3人ずついるため、2管編成では持ち替え楽器に相当するピッコロやイングリッシュホルンなどに専任のプレイヤーが割り当てられます。(※下図「2+1型」をご参照ください。)

パワフルかつ色彩感あふれるオーケストレーションが実現できる一方、未熟なうちに手を出すと楽器を持て余してしまうことも。

まずは2管編成をしっかりマスターしてから学習すると良いでしょう。

※2+1型の組み合わせ

  • フルート2人 + ピッコロ1人
  • オーボエ2人 + イングリッシュホルン1人
  • クラリネット2人 + バスクラリネット1人
  • バスーン2人 + コントラバスーン1人

■ 4管編成

100人規模の極めて大きなオーケストラでは4管編成を用いることになります。

あまりにも大規模な編成ということもあり、現代においてもなかなかお目にかかることの少ない編成ですね。

木管は3管編成の組み合わせに1人増えて【3+1型】で演奏する場合が多いです。

場合によっては、アルトフルート、ソプラニーノクラリネットなどの特殊楽器が用いられることもよくあります。

まとめ

というわけで、オーケストラの基本的な編成について解説しました。

本カリキュラムでは、最も基本的な編成である2管編成を使ってレクチャーを進めていきます。

今日ご紹介した編成の知識が大いに役立つとおもいますので、しっかりと理解しておいてくださいね。

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