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シンセサイザーの合成テクニック①:加算合成をマスターしよう!

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。

今日は、シンセサイザーの代表的な合成方法、「加算合成」について詳しい解説をお届けしていきます。

  • 加算合成とは?
  • デチューンとユニゾン
  • 加算合成のテクニック

など、加算合成の概要と、それを用いた音作りのテクニックをしっかり学んでいきましょう!

【シンセサイザーを構成する4つの機能の概要はこちら】

 

加算合成の基礎

加算合成の基礎

加算合成とは?

加算合成は、シンセサイザーの最も基本的な合成方法です。

複数のオシレータを重ね合わせて、単体のオシレータでは出せない音色(=倍音成分)を持ったサウンドを生み出すことができます。

いくつかのオシレータを足すだけのお手軽な合成方法ですが、

  • 使用するオシレータの種類
  • オシレータの数
  • 後述するデチューンやユニゾンとの併用

などによって、さまざまな音を作り出すことができます。

デチューンとユニゾン

シンセサイザーには、「デチューン」「ユニゾン」と呼ばれる機能がついており、加算合成を行う上で欠かせないものです。

■デチューン(Detune)

デチューンとは、重ね合わせた各オシレータのピッチを微妙にずらすことで、音色に厚みを出すテクニックです。

オシレータにはそれぞれ、ピッチをコントロールするためのツマミがついていますおり、ここを動かすことで、オシレータのピッチをセント単位でコントロールすることができます。

セント(Cent)= 半音の100分の1の単位。100セントで半音1個分ピッチが変化する。

下図の「FINE」と買いてあるツマミがそれです。

実際に音を聞いてみましょう!

単体のノコギリ波

2つのノコギリ波をデチューンした場合

デチューンすることで、音に厚みが出たことがお分かりいただけると思います。

■ユニゾン(Unison / Unisono)

ユニゾンとは、同じ種類の波形を何音も同時に鳴らす機能のことをいいます。

一般的に、ひとつのフレーズを複数パートで同時に演奏することを「ユニゾン」と呼びますが、シンセにおいてもこれと同じと考えてもらって差し支えありません。

シンセには「ユニゾン機能」とよばれる、単一の波形を任意の個数だけ重ねて鳴らす機能が搭載されています。

上図では、ノコギリ波の波形を8個同時に鳴らすよう設定したもの。

実際のサウンドの違いを聞いてみましょう。

単体のノコギリ波

ユニゾン(&デチューン)した場合

音が見違えるようにぶっとくなりましたね!

このように、ユニゾン機能を使うことによって、単体のオシレータでもド派手な音を作ることができます。

【参考】以前お話した「ストリングスの編成・人数による音色の違い」は、まさにこのユニゾン+デチューンによる作用が生み出したものです。改めて記事を読んでみると理解が深まると思います。

 

加算合成のテクニック

加算合成のテクニック

ここからは、より実践的な加算合成のテクニックを解説していきます。

加算合成に使えるテクニックは、主に以下の4種類となります。

  1. 異なる波形を合成
  2. 異なる周波数で合成
  3. 異なる音量で合成
  4. ユニゾン&デチューン

それぞれ詳しく解説していきます。

1. 異なる波形を合成

異なる波形を組み合わせることで、1つの波形だけでは出せなかった複雑な音色を生成できるテクニックです。

それぞれの波形が持つ周波数特性が足し算されて、複雑な倍音成分が発生します。

シンセに搭載されているオシレータの数だけ合成させることができるので、いろんな組み合わせて足し合わせてみましょう。

単体のノコギリ波

矩形波と足し合わせると?

矩形波の倍音成分(奇数倍音)がプラスされて、単体の時とは違うサウンドになったことがお分りいただけると思います。

2.異なる周波数で合成

複数の波形を異なる周波数で足し合わせることで、音に厚みを出すテクニックです。

オクターヴで重ねて倍音成分を補強したり、協和音程同士で重ね合わせてハーモニーを形成することも可能。

【参考】先ほどご説明したデチューンは、この部類の合成方法に当たります。それぞれのピッチを微妙にずらすことで独特のウネリを作り出し音を太くするデチューンのテクニックは、加算合成をする上で非常によく使うもの。しっかりマスターしていきましょう!

3. 異なる音量で合成

複数の波形を異なる音量で足し合わせると、より細かい音色の調整が可能です。

とくに、異なる音色での合成や、ハーモニーを形成している場合等に効果的!

オシレータの数が増えるほど、そのバランスは無限大に近づくので、細かく調整しながらイメージに近いバランスを作り上げていきましょう。

4. ユニゾン&デチューン

先ほどご説明したとおり、1種類の波形を何個も重ね合わせて、ぶっとい音を作り出すテクニックですね。

ユニゾン機能がついているシンセならば、オシレータ1機だけでも十分パワフルな音を作り出すことが可能です。

デチューンと組み合わせることで、最大限の効果を発揮するテクニックですので、合わせて活用していきましょう!

 

まとめ

というわけで、シンセサイザーの最も基礎的な合成方法である「加算合成」について詳しく解説しました。

非常にお手軽かつシンプルなテクニックですが、これだけでも多彩なサウンドを作り出すことができます。

さまざまな組み合わせにチャレンジしながら、加算合成の奥深さを体感してみてくださいね!

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