ホーンセクションとは?ブラスセクションとの違い、構成楽器の種類を解説!

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。
ポップスやジャズを始め、あらゆるジャンルで幅広く活躍するホーンセクション。
今日は、そんなホーンセクションの基礎の基礎として、
- ホーンセクションとは?
- ブラスセクションとホーンセクションの違い
- ホーンセクションを構成する楽器の種類
について解説していこうと思います。
ホーンセクションの学習を進める上での大前提となる知識。しっかり学んでいきましょう!
ホーンセクションとは?
ホーンセクションとは、
- トランペット(Trumpet)
- トロンボーン(Trombone)
- サックス(Sax,Saxophone)
の3つの楽器で構成された、管楽器のアンサンブルのことです。
ホーン(Horn)とは、もともとは「角笛」のを表す言葉で、オーケストラなどで使用されるホルンも同じ語源を持つ楽器ですね。
ホーンセクションを擁する最も代表的な編成といえば、やはりビッグバンドでしょう。
トランペット4本、トロンボーン4本、サックス5本という大規模なホーンセクションに、ベーシックリズムセクション(ピアノ、ギター、ベース、ドラムス)を加えたものが、ビッグバンドの基本形となります。
■ブラスセクションとホーンセクションの違い
一般的には、ホーンセクションを構成する楽器のうち、金管楽器であるトランペットとトロンボーンの2種類を合わせて「ブラスセクション」とよび、そこにサックスを加えたものを「ホーンセクション」と呼び分けることが多いようです。
- ブラスセクション = トランペットとトロンボーンのみで構成された金管楽器セクション
- ホーンセクション = ブラスセクションにサックスを加えた管楽器セクション
以後OTOxNOMAでは、ホーンセクションを中心にお話を進めていきます。
ホーンセクションを構成する楽器の種類
ここからは、ホーンセクションを構成する楽器の種類を詳しくご紹介していきます。
どの楽器も吹奏楽で必ず使われる楽器ばかりですので、実際に演奏された経験がある方も多いかもしれませんね。
改めておさらいしていきましょう!
トランペット【Trumpet】
ホーンセクションの最も高音部を担当する楽器です。
ストレートかつ華やかな音色で、キレのあるフォルテッシモから、柔らかく繊細なピアニッシモまで、幅広い表現力が魅力。
エリック・ミヤシロさんのようなハイトーンプレイヤーによるド派手なソロも、この楽器の醍醐味です。
■トランペットの音色を聞いてみよう
トロンボーン【Trombone】
ホーンセクションの中低域を担当する楽器です。
スライドと呼ばれる独自の機構によって、なめらかなグリッサンドが演奏できることが大きな特徴となっています。
数ある管楽器の中で最も大きな音を出すことができる楽器※ですが、同時に丸みを帯びた柔らかいメゾピアノもこの楽器の大きな魅力です。
※その大音量は、たった3本のトロンボーンだけで100名のオーケストラをかき消すことができると言われるほど
■トロンボーンの音色を聞いてみよう
サックス【Sax,Saxophone】
明るく倍音を多く含む音色と、比較的大きな音を出せるという特徴から、積極的にブラスセクションと絡むことができる数少ない木管楽器です。
演奏可能な音域によっていくつかの種類があり、代表的なものは以下の4つです。
- ソプラノサックス
- アルトサックス
- テナーサックス
- バリトンサックス
ホーンセクションでは、アルトサックスとテナーサックスが最もよく用いられますが、編成が大きくなるとバリトンサックスも加わります。
ソプラノサックスはアルトサックス奏者が持ちかえで演奏することが一般的です。
■サックスの音色を聞いてみよう
まとめ
というわけで、ホーンセクションとは何なのか、ブラスセクションとホーンセクションの違い、その構成楽器について解説しました。
まずは、ホーンセクションを構成する各楽器の音色をたくさん聞いて、それぞれの楽器の特徴をインプットしておきましょう。
今後のアレンジや打ち込みの際に大いに役立つと思います。
【オススメ】アレンジ、打込み、Mixが学び放題!豊富なカリキュラムでいつでもどこでも充実の音楽学習!

ワンランク上のサウンドをあなたのものに!音楽学習ポータルサイト「OTO×NOMA」では、音楽制作スキルアップに役立つカリキュラムがいつでもどこでも学び放題。音楽理論、アレンジテクニック、打込み&シンセサイザープログラミング、ミキシングテクニックまで、現役プロ作曲家が作り上げた豊富なカリキュラムで充実の音楽学習をお楽しみください。
【無料プレゼント】プロ作曲家のマルチトラックデータ&スコアをプレゼント中!
作曲家・稲毛謙介公式LINEアカウントでは、2019年秋にリリースされた、SETEBOS『THEO』のマルチトラックデータを全曲無料プレゼント中。なんと、ストリングス&クワイアを生録音した贅沢仕様!プロのアレンジ&サウンドメイキングのテクニックを余すことなく垣間見ることができるチャンス。ぜひこの機会にご活用ください!
【公式LINEご登録はこちら(登録無料)】
