無計画な安売りはダメ、絶対!!
こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。
もしあなたが作曲の仕事を依頼されたとして、ギャラがいくらならその仕事を引き受けますか?
もちろんどんな金額で受注しようとあなたの自由ではありますが、無計画な安売りはあなた自身の身を危うくするどころか、時には他のクリエイターさんに迷惑をかけることさえあります。
無計画な安売りはダメ、絶対!
あなたの音楽収入を守る上でもとっても大切なお話になりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
実績づくりのためにノーギャラで仕事請けるのは絶対やめよう!
そんな仕事、まず実績になんかなりません。
その発注者がが本当に良いものを作りたいと思ってるなら
然るべきところにしっかり予算を割くもの。
そんなこだわりすらない人が企画したコンテンツ、
結果は目にみえてるよね。
— 作曲家・稲毛謙介(イナゲケンスケ) (@Ken_Inage) March 24, 2020
クライアントワークは絶対安売りしちゃダメ!
作曲を仕事にする上で、絶対に安売りしてはいけない分野があります。それは、「クライアントワーク」です。劇伴やゲーム音楽などのBGM製作や、アーティストさんへの楽曲提供など、クライアントから依頼を受けて、オーダーメイドで音楽を製作するようなお仕事ですね。
クライアントワークというのは、オーダメイドという性質上、対価を受け取るためにはそれ相応の労働時間が必要になります。(「労働収入」といいます。)
クライアントワークによる売上は、ほとんどの場合以下の公式で決まります。
売上 = 単価 × 曲数
ですから、売上を上げるためには
- 単価を上げる
- たくさん曲を書く
のいずれかしか手段がないわけですが、そのうち曲数自体はそうそう増やせるもんじゃありません。
1日は24時間と決まってますから、どんなに超人的なスピードで頑張っても1日5〜6曲が限度でしょうし、現実的には2〜3曲くらいに止まるんじゃないでしょうか?曲数には増やせる限界があるということですね。ですから、クライアントワークにおいては単価こそがキモになってきます。単価を上げない限りは、いつかは必ず売上が頭打ちになってしまうわけです。
だから、無計画な安売りはダメ、絶対!
ちなみに、最低でもこのくらいのギャラは貰っとかないと仕事として成り立たないよ!というラインについては過去の記事でお話してるのでぜひ合わせて参考にしてみてください。
安売りは他のクリエイターにも迷惑がかかる
安売りによって生まれる問題は、なにも自分ひとりだけの問題じゃありません。ひとりが安売りを始めてしまうと、同じレベルのクリエイターみんなが迷惑する可能性も多分に秘めています。
クライアントワークというのは、案件の数(需要)に対して、クリエイターの数(供給)が多い市場なので常に買い手市場になっています。クライアントとクリエイターでは、クライアントの方が交渉を優位に進めやすい立場にあるということです。
そんな中、だれかの身勝手で安売りを初めてしまえば、案件はどんどん安いクリエイターに流れていく。結果、無用な価格競争が発生し、多くのクリエイターが安いギャラで仕事をしなければならなくなります。
「他のクリエイターさんは〇〇円で引き受けてくれたよ!」
という、なんともイヤらしい台詞を吐きながらギャラを交渉してくるクライアントが現れても、泣く泣く条件を飲まねばならないなんてことにもなりかねないわけですね。
そういう意味でも、無計画な安売りはダメ、絶対!
自分のためにも、みんなのためにも、絶対に安売りしないスタンスを貫いていきましょう!
まとめ
「労働収入」が基本となるクライアントワークにおいて、安売りはご法度!安売りすればするほど、自分や仲間の首を絞めることになってしまいますから、絶対にやめましょうね。
ただし、安売りがダメなのはあくまで「労働収入」の分野においてであって、「権利収入」モデルの場合はこの限りではなかったりします。
そのことについては次の記事で詳しくお話しようと思っていますので、ぜひそちらもお楽しみに!
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