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メロとコードどっちが先!?魅力的な楽曲をうみだす作曲手順!

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。

アマチュア作曲家さんから受ける質問の中で結構多いのが

「メロディとコードどっちから作ればいいんですか?」

という質問。

音楽を作る上では、どちらも欠かせない重要な要素。

基本的にどちらから着手しても間違いではないのですが、

  • 自然なメロディを書く
  • スムーズに作業を進める

という2つの観点から、ぼくなりの答えをまとめておきました。

ぜひ参考にしてみてください!

 

メロとコードどっちが先!?魅力的な楽曲をうみだす作曲手順!

メロとコードどっちが先!?魅力的な楽曲をうみだす作曲手順!

まずはメロディから作ろう!

一部例外はあるものの、音楽の主役はやっぱりメロディ。

メロディの出来が曲の魅力を決めるといっても過言ではないので、よほどのことがない限りはメロから書き始めるのが鉄則でしょう!

じつは、コードから作ってしまうと色んな不都合が起きる場合があります。(これについては後述します。)

自由にメロディを書くためにも、コードより先にメロディから書き始めることをオススメします。

ちなみに「作曲」という行為は「メロディを作ること」を指す場合が多いです。

一方、コード付けというのはあくまで「編曲(=アレンジ)」の範疇なんですね。

  • メロディ作り = 作曲
  • コード付け = 編曲

作曲と編曲どちらを先に着手すべきかといったら、当然「作曲」が先になりますから、原則メロディから着手するのが良いかと思います。

コードから作ると、メロの選択肢が狭まる

前述の通り、コードから作り始めてしまうとメロディを書く際に不都合がおきます

コードというのは構成音があらかじめ決まっているものなので、コードの構成音とバッティングするような音(アヴォイドノートなど)は、メロディでは使いにくくなってしまいます。

例えば、G7のコードではCの音が使えないといった具合です。

とくに、かっちょいいアレンジにしようとするがあまり、凝ったコードを使えば使うほどその制約は大きくなります。

例えば、キーCの楽曲で「V7/IV(ファイブ・セブン・オブ・フォー)」を使う際には「Gm7 → C7 → F」というコード進行になるわけですが、この間、本来ダイアトニックスケールで使えるはずのBナチュラルの音が使えなくなったりするわけですね。(Gm7やC7に含まれるBbの音とぶつかってしまうため。)

つまり、何がいいたいかというと、メロディより先にコードを決めてしまうことは、メロディの自由を奪うことに繋がりかねないということなんです。

楽曲の主役であるメロディの自由をコードが奪ってしまったら元も子もありませんから、やはりまずはメロディから書き始めるのが良いという結論になります。

実際の作曲手順

実際の作曲の手順

メロディから書き始めるのが良いとはいいましたが、コードが全くない状態でメロディだけ書いていくのもイメージが湧きにくいかもしれません。

そこで、オススメの作曲手順をご紹介しておきます!

  1. 簡単なダイアトニックコードだけで使ってメロディを書く
  2. 魅力的なメロディが完成したらリハーモナイズする

これだけです!シンプル!

1. 簡単なダイアトニックコードだけ使ってメロディを書く

前述の通り、はじめから凝った和音をつけようとするとメロディの自由が奪われかねません。

かといって全くコードがない状態ではメロディがイメージしにくいこともあるでしょう。

なので、まずはメロディ作りと同時進行でコードもつけていきます。

この時使うコードはとにかくシンプルで良いです!

ダイアトニックコード以外は使わない方がいいでしょう。

シンプルなコードの上でも魅力的なメロディが書ければ、その後アレンジを進めていくほどにどんどん楽曲の良さが際立っていきます。

とにかくコードはシンプルに!メロディは魅力的に!

を心がけましょう。

2. 魅力的なメロディが完成したらリハーモナイズする

ダイアトニックコードだけで十分魅力的なメロディが完成したら、その後リハーモナイゼーション(リハモ)していきましょう。

リハーモナイゼーション = コードを置きかえたり、付けたしたりしながら、コード進行をブラッシュアップしていく工程のこと。

コード理論を知っていれば、どのように和音を置き替えればカッコよくリハモできるかがイメージできると思います。

OTOxNOMAにはコード理論全てが学べるカリキュラムも揃っていますので、ぜひこちらも合わせてご活用ください!

コード理論カリキュラムページ

 

まとめ

というわけで、「メロとコードどっちが先?」という問題について、ぼくの意見をまとめてみました。

やはりメロディこそ楽曲の命!

まずはメロディにしっかりこだわりまくって魅力的な作品に仕上げていきましょう!

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