ピアノのミキシング②:リバーブ処理とパンニング、音量バランスをマスターしよう!
こんにちは、作曲家・稲毛謙介です。
今日は、ピアノのリバーブ処理とパンニング、ドラムやベースとの音量バランスについて解説していきます。
- ピアノのリバーブ処理
- ピアノのパンニング
- ピアノの音量バランス
前回の記事で作り込んだピアノの音を、ほかの楽器と共存さるためのテクニックが満載。
アコースティックピアノはもちろん、エレピなどにも共通してつかえるテクニックとなりますのでしっかりとマスターしていきましょう!
前回の記事をご覧になっていない方は、先にそちらをお読みくださいね!
※本企画はデータ連動企画となっています。講師イナゲが作った楽曲のパラデータをダウンロードすることができますので、ぜひそちらも合わせてご活用ください!
今回の教材曲:プロスペロー『MOB 〜この街のありふれた一人〜』
ピアノのミキシング②:リバーブ処理とパンニング、音量バランスをマスターしよう!
ピアノのリバーブ処理
まずは、ピアノにリバーブをかけていきましょう!
前回の記事でもお伝えしたとおり、ピアノではルームリバーブとホールリバーブという2種類のリバーブを使用します。
- ルームリバーブ = 自然な部屋鳴りをプラスしてベースやドラムと馴染ませる
- ホールリバーブ = 豊かな残響をプラス
まずは、ルームリバーブへ送ってベースやドラムと同じ空間で演奏しているような一体感を出します。
次にホールリバーブへ送って、リッチな響きを追加していくという順番ですね。
ドライな音
ルームリバーブ追加
ホールリバーブ追加
ピアノのパンニング
ピアノはオンマイクオフマイクともにステレオで収録されています。
よって、ピアノをパンニングする場合はパナーを使用して
- ステレオ幅
- 傾き
を調整していくことになります。
今回はピアノを右側に配置して、左側はギター用の場所として空けておくことにしました。
それぞれ以下の数値で設定しています。
- オンマイク = L10・R60
- オフマイク = L30・R80
オフマイクはオンマイクよりも左右20ずつステレオ幅を広めにとることで、空間の豊かな広がりを表現しています。
パンニング前
パンニング後
パンニングの基本的なテクニックについては、以下の記事をご覧ください。
ピアノの音量バランス
最後に、ベースやドラムとバランスをとっていきます。
ピアノやギターは、以下の図でいうところの「コード系」に該当します。
バランスとしてはタムのすこし背面にいるイメージになります。
といっても、タムはそこまで頻繁に登場するわけではないので、シンプルにドラム全体のすこし裏側くらいのバランスと考えればよいでしょう!
ピアノの音量:中(自然なバランス)
ピアノの音量:弱(小さすぎ)
ピアノの音量:強(大きすぎ)
まとめ
というわけで、ピアノのリバーブ処理とパンニング、音量バランスについて詳しく解説しました。
きらびやかななサウンドで楽曲全体を盛り上げてくれるピアノ。
とくに今回のようなジャズでは欠かすことのできないパートですので、前回の記事とあわせてご活用いただければ幸いです!
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