【音楽ビジネス】イナゲの貧乏エピソードで学ぶ、最小限のリスクで音楽のプロを目指すヒケツ!
こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。
昨日の記事の中でお伝えした「音楽のプロになるための確実な方法」。
今日は、それを知らなかったばかりに悲惨な貧乏生活を送ることになったぼくの過去話をお届けしようと思います。
イナゲはなぜ失敗したのか?
そして、いかにして這い上がっていったのか?
そんなストーリーを綴りながら、最小限のリスクで音楽のプロを目指すために重要な考え方をお伝えしていきます。
暗い話のように見えますが、最後にはちゃんと希望が持てる内容になってますので、楽しみながら読んでくださいね!
なお、まだ昨日の記事をお読みになっていない方は、先にそちらからお読みいただくことをオススメします。↓
それではいってみましょう!
イナゲの貧乏エピソードで学ぶ、最小限のリスクで音楽のプロを目指すヒケツ!
貧乏地獄に陥った独立当初
今でこそたくさんのお仕事を任せていただけるようになったぼくですが、独立当初は本当に悲惨なものでした。
決まるアテもないコンペに明け暮れる日々。
ガムシャラに頑張るも一向に伸びない売上。
日に日に減っていく貯金・・・。
毎日恐怖と戦いながらも、
「いい曲を書いていれば、いつかは日の目を見る日がくる!」
そう信じて頑張ってきました。
でも、現実は残酷でした。
貯金はわずか1年で底をつき、借金を抱えて2年目に挑むことになります。
それでも状況は改善せず、ついには2度目の借金を背負うことに・・・。
いったいどうすればよいのか途方にくれていました。
技術や実績だけでは食えないことを悟る
もともとゲームメーカー所属のサウンドクリエイターとしてすでに6年間のプロキャリアがあったぼく。
当然作品のクオリティには自信がありました。
にも関わらず、この体たらく。
このことは、音楽力だけでは食っていけないことを示す大きな証拠といえると思います。
実際、クリエイターの登竜門として有名な楽曲コンペは、クオリティによって採否が決まるものではありません。
純粋に、クライアントが求めている楽曲にマッチするかどうか。
さらに、作家事務所とクライアントの信頼関係によっても大きく左右されます。
つまり、仮にどんなに技術や実績があろうと、新人作家が確実に採用を決めていくのは至難のワザ。
ほとんどバクチの世界だったんです。
そんな当たり前のことに気がついたのは、独立から1年半が経とうとしていたころ。
(もっと早く気付けばよかったんですけどね・・・。)
このままではイカン!と思ったぼくは、ようやくコンペとは違う道を模索することになります。
藁にもすがる想いでビジネスを学び始める
コンペのような運まかせの商売ではなく、もっと確実に仕事を得る方法はないか?
そう考えたぼくは、ようやく重い腰を上げて本格的にビジネスを学ぶ決意をします。
苦手だった本を読み、たくさんのセミナーに通い、先輩経営者たちにアドバイスをもらいに行きました。
状況を打破すべく、とにかく必死に学び、行動しました。
- 営業
- マーケティング
- 財務管理
- タスクマネジメント
- 目標設定
- etc・・・
できることはなんでもやりました。
その結果として、当時170万円にも満たなかった年商が、たった1年で640万円まで増加。
一気に、サラリーマン時代の最高年収を超えるほどの収入まで回復させることができたんです。
さらに、その後も売上は増加の一途をたどり、今では当時のおよそ30倍に当たる年商5千万円ほどに成長させることができています。
正しい方法で取り組めば、必ず結果がついてくる!
あえて年商の話を出しましたが、ぶっちゃけ金額はさして問題ではありません。
大事なのは、正しい方法で取り組んだらちゃんと結果が出たこと。
そして、その後も継続して成果が出続けていること。
努力の量が、ちゃんと結果として跳ね返ってくる。
こんなにフェアなことはありませんよね?
もちろん、コンペを頑張っていたときだって同じように努力していました。
そこは自信を持って言えることです。
でも、同じ人間が同じように努力してもこのような違いが出てしまう。
つまり、音楽の道で食っていけけるかどうかを決めるのはやはり運や才能の問題ではないということの証明ではないでしょうか?
音楽にも理論があるように、ビジネスにも理論がある。
それを学び、忠実に実践できるか?
夢を現実のものにするために重要なことは、これに尽きると思います。
だからこそ、音楽のプロになるチャンスは誰にでもあるし、そのことをたくさんの人に伝えたいと思っています。
ちょうど先日発売された雑誌「PROSOUND」でも、同じようなことをお話させていただいてますので、気になる方はぜひお手にとってみてくださいね!
イナゲのインタビュー記事が掲載されているPROSOUND 6月号
まとめ
というわけで、過去のイナゲの失敗談と教訓についてお伝えしました。
運に身を委ねるのではなく、プロになるための確実な方法を学び、正しく実践する。
それによって、誰でも最小限のリスクで夢を叶えるためのチャンスを得ることができるんです。
このことを、音楽のプロになれずくすぶっている人、音楽のプロになりたいと思いながらも、夢半ばで諦めてしまっている人にお伝えしたくて今日の記事を書きました。
少しでも、あなたの夢の実現に役立てていただければ幸いです!
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