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アンプシミュレーターの使い方②:アンプヘッドとキャビネットの設定をマスターしよう!

こんにちは、OTOxNOMA認定講師、作曲家の青山シゲル(@ameshikou73)です。

今日は、アンプシミュレーターを使った「アンプヘッド」と「キャビネット」の選び方・設定方法について解説していきます。

  • アンプシミュレーターの構造
  • アンプヘッドの選び方
  • キャビネット+マイクの選び方と設定方法

今回は、ソフトウェアアンプシミュレーターの中でも比較的シェアが多いと思われる、Native Instruments社の「Guitar Rig 5」を例に、その操作方法を解説していきます。

他のソフトやハードでも概ね似たようなパラメータ・操作方法となりますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

アンプシミュレーターの使い方②:アンプヘッドとキャビネットの設定をマスターしよう!

アンプシミュレーターの使い方②:アンプヘッドとキャビネットの設定をマスターしよう!

アンプシミュレーターの構造

Guitar Rigは、以下のコンポーネント(機能別パーツ)で成り立っています。

  • Amplifier :アンプヘッド
  • Cabinets:キャビネット+マイク
  • その他:各種エフェクト

ここからパーツを自由に選択してサウンドを作っていくわけですね。

なお、各種エフェクトは、アンプの前段でも後段でも、さらにはヘッドとキャビネットの間でも、どこでも好きな位置に繋ぐことが出来る仕様になっています。

この時、モジュレーション系、空間系などのステレオエフェクトは、アンプの前段に繋いだ場合はモノラル出力、後段に繋いだ場合はステレオ出力となりますので気をつけましょう。

実機同様、音の出口であるアンプが一台である以上、それより前に繋いだエフェクトは強制的にモノラル出力になるということですね。

エフェクトの適切な接続順については、以下の記事で詳しく解説しておりますので合わせてご活用ください。

アンプヘッドの選び方

アンプヘッドはAmplifiers」から選ぶことが出来ます。

ここでは、Guitar Rig 5に搭載されている主要なアンプヘッドをご紹介していきます。

いずれも歴代の有名なアンプをベースにモデリングされています。

  • AC Box
  • Lead 800
  • Twang Reverb
  • Jazz Amp
  • Gratifier
  • Van 51

AC Box

VOXAC-30(コンボアンプ)」をシミュレートしたものです。

クリーンからドライブまでナチュラルなサウンドのアンプですが、Marshall社のアンプと比較するとウェットでよりブリティッシュなサウンド。

クリーン~クランチならビートルズ風、ドライブサウンドならクイーン風のサウンドを彷彿とさせます。

Lead 800

Marshall「JCM800(スタックアンプ)」をシミュレートしたものです。

前述の「AC Box」と比較して、カラッとしたアメリカンなサウンドが特徴です。

また、Guitar Rig 5に収録されている「Jump」「Plex」などもMarshall社の他のモデルをシミュレートしたものです。

ゲインや方向性の違いこそありますが、総じてドライブサウンドに強いロック向けのアンプといえるでしょう。

「JCM800」の詳細については、「ギターアンプ の特徴、サウンドメイク」の記事の「ギターアンプの主なモデル」の項で解説していますので、そちらも合わせてご活用ください。

Twang Reverb

Fender「Twin Reverb(コンボアンプ)」をシミュレートしたものです。

クリーンサウンドが美しいアンプですね。

また、「Tweedman」「Tweed Delight」などのアンプヘッドもFenderの他のモデルをシミュレートしています。

総じてクリーン~クランチに強いナチュラルなサウンドのコンボアンプといえるでしょう。

「Twin Reverb」の詳細については、「ギターアンプ の特徴、サウンドメイク」の記事の「ギターアンプの主なモデル」の項で解説していますので、そちらも合わせてご活用ください。

Jazz Amp

Roland「JC-120(コンボアンプ)」をシミュレートしたものです。

このアンプの特徴は真空管ではなくトランジスタアンプだということです。

良くも悪くも真空管のようには歪まない点が特徴。

圧倒的に歪みのないクリーンサウンドが作れることに加え、世界初のコーラスエフェクトを搭載している点がこのアンプの売りといえます。

「JC-120」については、「モジュレーション系エフェクターの知識」の記事の「コーラス」の項で解説していますので、そちらも合わせてご活用ください。

Gratifier

Mesa/Boogie「Dual Rectifier(スタックアンプ)」をシミュレートしたものです。

ダウンチューニングやハイゲインなメタルサウンドに強いアンプです。

「Dual Rectifire」の詳細については、「ギターアンプ の特徴、サウンドメイク」の記事の「ギターアンプの主なモデル」の項で解説していますので、そちらも合わせてご活用ください。

Van 51

Peavey「5150(スタックアンプ)」をシミュレートしたものです。

ハードロックバンドVAN HALENのギタリスト、故エドワード・ヴァン・ヘイレンのシグネチャーモデルです。

初期の彼はよく歪むように改造したMarshallを好んで使っていましたが(前述の「Jump」はそれを模したもの)、その後はこのシグネチャーモデルを愛用するようになります。

ヘヴィーによく歪むこのアンプは、モダンなメタル~メタルコア系のギタリストにも愛用者が多いです。

キャビネット+マイクの選び方

キャビネットは「Cabinetsから選ぶことが出来ます。 

Guitar Rig 5で選択できる2モデルについて解説していきます。

  • Matched Cabinet
  • Control Room / Control Room Pro
Matched Cabinet

「Amplifiers」で選べるアンプヘッド18種と同じ名前のキャビネットが用意されているのがこちら。

アンプヘッドとマッチしたキャビネットを選択できるようになっています。

とはいえ、必ずしもアンプヘッドと同名のキャビネットを選ぶ必要はなく、MarshallのヘッドにFenderのキャビネットを組み合わせるといったことも可能です。

2種類のマイクのバランスやエアー感なども設定できます。

あまり細かい設定はできませんが、手軽な操作でアンプらしいサウンドが作れるのが魅力。

アンプの操作に慣れていないうちはこの「Mached Cabinet」での音作りをオススメします。

Control Room / Control Room Pro

さまざまなキャビネットやマイクを自由に組み合わせて選ぶことができるのがこちらのキット。

マイクの種類、位置、複数マイクのブレンドなどを自由に調整できます。

「Control Room」と「Control Room Pro」の違いは、設定できるマイクの本数です。

「Control Room Pro」では8チャンネル分のマイクが用意されており、それぞれのマイクをミキサーで調整可能。

とことん理想のサウンドを追求したい場合はこちらで音作りをすると良いでしょう。

「Control Room Pro」を使ったキャビネット+マイクの設定

「Control Room Pro」を使ったキャビネットとマイクの設定を簡単に解説しておきます。

中々奥深い世界ではありますが、知識として押さえておくと音作りの自由度が格段にアップします。

各種セッティング方法は以下の通りです。

スピーカーの数、サイズ

「Control Room Pro」で選べるキャビネットのモデル名には以下のような意味があります。

  • 2×12:12インチのスピーカーが2発
  • 4×12:12インチのスピーカーが4発

通常、コンボアンプのキャビネットではスピーカー1〜2発、スタックアンプのキャビネットには4発入っていますので、「1×12」や「2×12」はコンボアンプ、「4×12」はスタックアンプと見分けることができます。

コンボアンプは箱鳴り感のあるウォームなサウンド、スタックアンプはレンジが広く迫力のあるサウンドになります。

マイク

「Control Room Pro」で選べるマイクは、以下の5種類です。

  • ダイナミックマイク:2種類
  • コンデンサーマイク:1種類
  • リボンマイク:2種類

「ダイナミック」は明るめでパンチのある音、「コンデンサー」は太くてレンジの広い音、「リボン」は繊細な音で録れます。

マイク距離の調節はできず、マイク位置をCAP」「CAP EDGE」「CONE」の3種類から選択することになります。

CAP」の方がヌケが良く太い音、「CONE」に行くほどまろやかな音になりますが、音の太さも減ります。

基本は「CAP」の前を狙い、それだと耳が痛く聞こえるなどの場合は「CONE」側に動かすとよいでしょう。

このような調整を8チャンネル分別々のマイクで設定しミキシングが可能。

かなり凝った音作りが出来ますね。

まとめ

というわけで、Guitar Rig 5を使った「アンプヘッド」と「キャビネット」の設定方法について解説しました。

いずれも、エレキギターサウンドを作る上で土台となる部分。

今日の記事を参考に、その選び方や設定方法をマスターしていただければ幸いです!

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