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メロディアスなキーボードアレンジ④:さまざまなオカズ(合いの手)の使い方をインプットしよう!

こんにちは、作曲家・稲毛謙介です。

今日は、キーボードバッキングに華を添える「オカズ」の使い方について解説していきます。

  • オカズとは?
  • オカズの実践例4パターン
    • コード弾き+オカズ
    • アルペジオ+オカズ
    • バッキング系リフ+オカズ
    • 長めのオカズ

バッキングの合間に演奏されるオカズは、単調さを回避することはもちろん、アレンジ全体を華やかに演出してくれます。

とくにバンドアレンジにおけるキーボードのオカズは欠かすことのできないテクニック。

いくつかの例を用いてその用法を解説していきますので、ぜひご活用ください!

※こちらの内容は動画でも学習することができます。

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メロディアスなキーボードアレンジ④:さまざまなオカズ(合いの手)の使い方をインプットしよう!

メロディアスなキーボードアレンジ④:さまざまなオカズ(合いの手)の使い方をインプットしよう!

オカズとは?

オカズとは、バッキングの合間に挿入される短いフレーズのこと。

以下のようなものをいいます。

ともすると単調になりがちなキーボードのバッキングですが、適度にオカズをちりばめることでメロディアスな雰囲気をプラスすることができます。

これまでにご紹介したメロディアスなキーボードアレンジテクニックとの違いとしては、ヴォーカルなどメインメロディの合いの手をとってフレーズを挿入する点にあります。

基本はシンプルなバッキングを演奏しつつも、メインメロの合間を狙ってオカズを挿入すると単調さを防ぎつつアレンジに華を添えることができます。

バンドにおけるキーボードアレンジでは欠かせないテクニックですので、積極的に活用していきましょう。

オカズの実践例4パターン

早速、オカズの実践例を4パターンご紹介していきます。

ひとくちにオカズといってもさまざまなアプローチがありますが、考えうるケースを以下の4つに分類しました。

  • コード弾き+オカズ
  • アルペジオ+オカズ
  • バッキング系リフ+オカズ
  • 長めのオカズ

それぞれ見ていきましょう!

コード弾き+オカズ

シンプルなコード弾きの合間にオカズを挿入したパターンです。

2小節目の4拍目および3小節目の4拍目に、コードトーンとコードスケールによる短いフレーズを入れています。

オカズはあくまで合いの手的な役割を担うものであるため、メインメロディの邪魔になってはいけません

その点において、各小節の4拍目はオカズをいれるポイントとして非常に適しています。

アルペジオ+オカズ

こちらはアルペジオ系バッキングにオカズを追加したものです。

4小節目の最後に2拍使ってコードトーン&コードスケールによる長めのオカズを入れています。

4小節目や8小節目など4の倍数の小節は楽曲の節目となることも多く、比較的長いフレーズでも邪魔になりにくい傾向があります。

キーボードを目立たせたい場合は、このタイミングを狙うとよいでしょう。

バッキング系リフ+オカズ

こちらは、リフレインのテクニックでご紹介した「バッキング系リフ」にオカズを足したものです。

2小節ごとにダブルクロマチックアプローチによる軽めのフレーズを入れただけですが、バッキングと音域が離れていることやオクターヴで演奏していることも相まって強く印象づけることに成功しています。

また、リフはそもそもメロディアスな要素を持っているため、ちょっとしたフレーズを追加するだけでも全体がイキイキとして聞こえますね。

このようなさりげないオカズもまたキーボードアレンジの醍醐味です。

長めのオカズ

ベースなし

ベースあり

最後にご紹介するのは、2拍以上におよぶ長めのフレーズです。

このような長いフレーズは、メロディが休符や白玉のときに挿入するのがオススメ。

メインメロディが一呼吸おいている間にキーボードを印象的に聴かせることができます。

上記の例ではコードトーンやコードスケールのほか、2小節目4拍目頭にブルーノートを組み込んで大人な雰囲気に仕上げています。

オカズの音遣いによって楽曲の印象をガラっと変えることもできますので、試してみると良いでしょう。

アプローチノートを使うと優雅な印象に、ブルーノートを使うと渋い印象に仕上がる傾向があります。

まとめ

というわけで、キーボードのオカズについて解説しました。

どのようなオカズを取り入れるかはアレンジャーやキーボーディストによって千差万別。

ぜひさまざまな楽曲を聴き込んで、そのエッセンスをたくさんインプットしてくださいね。

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