ベースの基礎知識④:ベースのチューニング(調弦)を理解しよう!各種変則チューニングも徹底解説!
こんにちは、作曲家・稲毛謙介です。
今日は、ベースの主要なチューニングについて解説していきます。
- レギュラーチューニング
- 変則チューニング
- 多弦ベースのチューニング
ベースの基本的なチューニング法はもちろん、さまざまな変則チューニングや多弦ベースのチューニングについても解説。
それぞれどのような特徴があるのか?どういったシーンで使われるのか?
しっかり学んでいきましょう!
※ベースのチューニングはギターのチューニングと共通する部分が多くみられますので、以下の記事も合わせてご活用いただくことでより理解が深まると思います。
※こちらの内容は動画でも学習することができます。
ベースの基礎知識④:ベースのチューニング(調弦)を理解しよう!各種変則チューニングも徹底解説!
レギュラーチューニング
ベースの役割と特徴の記事でも軽くお話しましたが、ベースのレギュラーチューニングは以下の形となります。
- 4弦:E0
- 3弦:A0
- 2弦:D1
- 1弦:G1
ちょうどギターのオクターブ下であることやコントラバスでも同様のチューニングを行うことから、非常に覚えやすいですね!
変則チューニング
変則チューニングとは、レギュラーチューニングとは異なる音程でチューニングすること。
ベースでもギター同様変則チューニングを行うことがあります。
主に以下の3種が主流です。
- 半音下げ
- 全音下げ
- ドロップD
このほかにも「全音半下げ」「2音下げ」「ドロップC」など、さらに低い音を用いたチューニングを行うことも不可能ではありませんが、そこまでの低音が欲しい場合は後述する5弦ベースを使用する方が無難です。
半音下げ
全ての弦を半音ずつ下げてチューニングする方法です。
ギターが半音下げチューニングで演奏する楽曲では、ベースもこのチューニングで演奏されることが多くなります。
- 4弦:Eb0
- 3弦:Ab0
- 2弦:Db1
- 1弦:Gb1
全音下げ
こちらは全ての弦を全音下げてチューニングする方法です。
こちらも、ギターが全音下げチューニングで演奏する楽曲で採用されます。
- 4弦:D0
- 3弦:G0
- 2弦:C1
- 1弦:F1
ドロップD
半音下げや全音下げチューニングでは全ての弦をダウンチューニングしましたが、ドロップDでは4弦のみを全音下げてチューニングします。
- 4弦:D0
- 3弦:A0
- 2弦:D1
- 1弦:G1
ギターの場合、ドロップDチューニングを採用することで「指1本でパワーコードを抑えられる」というメリットがありましたが、ベースの場合はそもそもパワーコードを抑える機会が少ないため、用途は最低音の拡張のみにとどまります。
そのため、演奏のしやすさの観点からドロップDよりも全音下げチューニングで対応するベーシストも少なくありません。
多弦ベースのチューニング
ここからは多弦ベースについてみていきましょう。
通常ベースは4弦が基本ですが、5弦、6弦、7弦、8弦、さらにトリッキーなものだと15弦や17弦、さらに副弦を張った24弦なんてものも存在します。
ですがご安心ください!
一般的なバンド編成で使われる多弦ベースはそのほとんどが5弦です。
6弦以上のベースはベース単体での多彩なプレイを行うために使われる意図が多く、バンド編成ではほとんど登場しません。(ベーシストの意向によりますが。)
ですから、今回は5弦に限定して解説していきます。
5弦ベースのレギュラーチューニング
5弦ベースでは、通常の4弦ベースの下に「Low B弦」が追加され低域が拡張されます。
ちょうど7弦ギターのオクターブ下と考えるとわかりやすいですね。
チューニングは全て完全4度間隔で以下の形になります。
- 5弦:B-1
- 4弦:E0
- 3弦:A0
- 2弦:D1
- 1弦:G1
ただし、アップライトベースの場合は5弦を「C0」でチューニングすることもあります。
これは、オーケストラで使用する5弦コントラバスが5弦を「C0」でチューニングすることに由来します。
5弦ベースのダウンチューニング
5弦ベースでも4弦同様ダウンチューニングを行うことがあります。
半音下げと全音下げパターンは以下の通りです。
【半音下げ】
- 5弦:Bb-1
- 4弦:Eb0
- 3弦:Ab1
- 2弦:Db1
- 1弦:Gb1
【全音下げ】
- 5弦:A-1
- 4弦:D0
- 3弦:G0
- 2弦:C1
- 1弦:F1
いずれも、一緒に演奏する7弦ギターが半音下げや全音下げ、あるいはドロップチューニングを採用している場合に、それに合わせて使用することが多いものです。
一方で、レギュラーチューニングの最低音である「B-1」でも十分に低い音が実現できていますので、それ以上下げると音程感の乏しいシマりのない音になってしまうことも。
採用する際には、その点にも注意しておくと良いでしょう。
まとめ
というわけで、ベースの各種チューニングについて解説しました。
レギュラーチューニングはもちろん、その他のチューニングについても覚えておくことで、幅広い楽曲に対応可能となります。
とくにダウンチューニングはロックやメタルなどで多用されますので覚えておきましょう!
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