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ベースの基礎知識⑤:指弾き、ピック弾き、スラップなど、ベースの主要な奏法を理解しよう!

こんにちは、作曲家・稲毛謙介です。

今日は、バンド編成におけるベースの主要な奏法について解説していきます。

  • ベースギターの主要な奏法
  • アップライトベースの主要な奏法

指弾き、ピック弾き、スラップなど、ベースを演奏する際の基本テクニックを徹底解説。

ベースギターとアップライトベース、それぞれにおいて最も基本となるプレイスタイルをご紹介していきます。

奏法ごとにサウンドにも異なる特徴がありますので、しっかりと理解していきましょう!

 

ベースの基礎知識⑤:指弾き、ピック弾き、スラップなど、ベースの主要な奏法を理解しよう!

ベースの基礎知識④:ベースのチューニング(調弦)を理解しよう!各種変則チューニングも徹底解説!

ベースギターの主要な奏法

まずは、アコースティックベースエレクトリックベースなど、ベースギターの主要な奏法を見ていきましょう。

ベースギターの主要な奏法は以下の3種類になります。

  • 指弾き
  • ピック弾き
  • スラップ奏法

それぞれ詳しく解説していきます。

■ 指弾き

その名の通り、指で直接弦を弾いて演奏する奏法です。

指弾きの様子

ピック弾きのイメージが強いギターに対し、ベースは指弾きで演奏するプレイヤーの方が多い印象です。

使用する指の本数によって、2フィンガー〜5フィンガーまで様々なスタイルがありますが、打込みの場合はそこまで気にする必要はないでしょう。

ピックに比べて角のない柔らかいサウンドが特徴で、さまざまなジャンルでオールラウンドに使用することができます。

一方、アタック感がやや弱く激し目のロックやメタルでは物足りなく感じることも。

ゴリゴリしたパワフルなベースサウンドを作りたい場合は後述するピック弾きを採用するとよいでしょう。

指弾き サウンド

■ ピック弾き

ギター同様「フラットピック」と呼ばれる三角形の道具を使って演奏する奏法です。

ギターとベースで使用するピックに大きな違いはない。

ピックが金属の弦に触れる際にハッキリとした打音が発生することから、アタックが強く粒立ちの良いサウンドが特徴。

そのヌケの良いサウンドから、ハードロックやメタルなどの激しめのジャンルで採用されることが多くなります。

ピッキングの種類についてはギターのそれと全く同じで、

  • 上から下に向けてピッキングする「ダウンピッキング」
  • 下から上に向けてピッキングする「アップピッキング」
  • 両者を交互に繰り返す「オルタネイトピッキング」

の3種を用いて演奏します。

参考:3種のピッキング

ギターによる演奏ですが、ベースでも全く同じです。

ピック弾き サウンド

■ スラップ奏法

スラップ奏法とは、左手で弦を叩いたり引っ張ったりしながらアタッキーなサウンドを得る奏法です。

主に以下の2種類のテクニックを組み合わせて演奏します。

  • 低音弦を親指の側面で叩きつける「サムピング(サム)」
  • 高音弦を人差し指で引っ張って弾く「プル」

「叩く」「引っ張る」というなかなかにアグレッシブなスタイルですので、そのサウンドも明るく明瞭でメリハリの効いたものになります。

ファンクなどで多用される傾向がありますが、特定のジャンルに止まらずスラップのサウンドやノリを欲する場面で幅広く使われると考えてOKです。

スラップ奏法については、実際に演奏の様子をご覧いただいた方がイメージしやすいと思いますので、参考動画を引用させていただきます。

スラップ奏法の演奏例

※Parkさんの演奏はいつみてもキレッキレで本当にかっこいいです!他の動画もオススメ!



スラップ サウンド

アップライトベースの主要な奏法

次に、アップライトベースの主要な奏法についてみていきましょう。

アップライトベースの主要な奏法は以下の2種類になります。

  • ピチカート(=指弾き)
  • アルコ(=弓弾き)

こちらはコントラバスをはじめとしたオーケストラのストリングスと全く同じ奏法となります。

それぞれの奏法については、オーケストラにおける弦楽器の奏法解説記事でもご説明していますので、あわせてご参照いただければ幸いです。

■ ピチカート

ベースギターでいうところの指弾きと同じく、指で弦を弾いて演奏する奏法です。

クラシカルなコントラバスにおいては特殊奏法扱いのピチカートですが、バンド編成においてはこちらがメインのプレイスタイルになります。

クラシック曲よりも強めに弾く傾向があり、丸みを帯びつつも粒立ちの良いサウンドでリズム感をはっきりと感じることができます。

とくにジャズにおいては、バンド全体のリズムを牽引する役割として欠かせない存在となっています。

ピチカートの演奏例

ピチカート サウンド

■ アルコ

アルコとは弓で弦を擦ることで演奏する奏法のこと。

バンド編成で用いられることはそう多くありませんが、全くもって皆無というわけではありません。

アルコでは、ピチカートでは実現が難しいロングトーンの演奏やボウイングによる細かな表情づけも自在に行うことができます。

アルコの演奏例

ジャズベースの巨匠、レイ・ブラウン氏によるアルコ!美しいですね。



アルコ サウンド

まとめ

というわけで、ベースの主要な奏法について解説しました。

それぞれサウンドに大きな特徴があることがお分かり頂けたと思います。

楽曲にマッチしたプレイスタイルが選べるよう、しっかりと理解を深めていただければ幸いです。

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