レコーディングがうまくいく!プレイヤー&スタジオ選びのポイントをガッツリ解説!!
こんにちは、作曲家・稲毛謙介です。
今日は、レコーディングのときに意識したい「プレイヤーさん選び」「スタジオ選び」のポイントについて解説していきます。
レコーディングがうまくいくかどうかは、事前の準備をどれだけ丁寧に行ったかに左右されるもの。
中でもプレイヤーさんやスタジオの選定はとっても重要なポイントになります。
ぜひ参考にしてみてください!
レコーディングがうまくいく!プレイヤー&スタジオ選びのポイントをガッツリ解説!!
プレイヤーの選定とブッキング
レコーディングにおいてもっとも重要といっても過言ではないのがプレイヤーさん選び。
なんたって、音そのものを奏でるのはプレイヤーさん自身ですからね!
最高の結果を得るために意識しておきたいプレイヤーさん選びのポイントは以下のとおりです。
- 技術があるか?(当たりまえ)
- 必要な楽器や機材を持っているか?
- プレイスタイルが楽曲にマッチしているか?
- レコーディング慣れしているか?
1)技術があるか?
ここは言わずもがなですね。
上手なプレイヤーさんじゃないと良い演奏が得られないばかりか、収録時間もその後のエディットもムダに時間を浪費します。
ギャラをけちって中途半端なプレイヤーさんを起用するより、しっかりお金を払ってプロを雇った方が音楽的にも経済的にもオトクです!
3)必要な楽器や機材を持っているか?
意外と見落としがちなのが楽器や機材の有無。
そのプレイヤーさんがいくら上手でも、録りたい音を実現できる楽器や機材を持っていなければ収録しようがありません。
とくにギタリストさんは顕著ですね。
エレキひとつとっても、ストラトなのかレスポールなのか、セミアコなのかフルアコなのか、楽器によって出音はさまざま。
アコギでも同様に、スチール弦なのかナイロン弦なのかで得られる音は全然ちがいます。
もっというと、同じスチールでもギブソンなのかマーチンなのかテイラーなのか・・・?
考え出したらキリがないですよね。
なので、収録したい楽器や機材はひととおり持ってるプレイヤーさんを起用するってすごく大事なんですね。
3)プレイスタイルが曲にマッチしているか?
楽器や機材と並んで重要なのがプレイスタイル。
そのプレイヤーさんが得意なジャンルや演奏スタイルによって得られるテイクも変わってくるからです。
バリバリロックな早弾きが得意なギタリストさんなのか、ファンキーなカッティングが得意なギタリストさんなのか。
アコギを弾いてもらうにしても、ピック弾きなのか指弾きなのかで全然変わってきます。
このように、プレイスタイルそのものもプレイヤーさん選びのとっても大事なポイントなんです。
4)レコーディング慣れしているか?
どんなにうまい人でも、レコーディング慣れしていなければ、思うようなパフォーマンスは発揮できません。
レコーディングでは、ヘッドフォンやイヤモニでモニターしながらクリックに合わせて演奏するという、少々特殊な環境でのプレイが求められます。
ですから、そういった環境での演奏に慣れている人の方が圧倒的にパフォーマンスが上がります。
一番安心なのは、やはりスタジオミュージシャンにお願いすることですね!
プレイヤーさんが決まったら、早速ブッキング!
録りたいサウンドにマッチしたプレイヤーさんが見つかったら、すかさずブッキングに入りましょう!
どんなにステキなプレイヤーさんがみつかっても、その方のスケジュールが空いてなければ元も子もありません。
人気のプレイヤーさんほど多忙ですから、できるだけ早く、可能なら3ヶ月前、どんなに遅くとも1ヶ月前までにはプレイヤーさんのスケジュールを抑えておくのが鉄則です!
スタジオの選定&ブッキング
プレイヤーさん同様、どんなスタジオを選ぶかもとっても重要。
スタジオ選びで大事なポイントは以下のとおりです!
- 必要な機材、楽器はあるか?(これも当たりまえ)
- 収録したい楽器を鳴らすのに十分な広さがあるか?
- 響きが楽曲にマッチしているか?
- 立地、利便性は?駐車場はあるか?
1)必要な機材、楽器はあるか?
こちらも当たりまえっちゃあたりまえなんですが、収録したいサウンドを実現できるだけの十分な機材や楽器があるかはきちんと確認しておきましょう。
スタジオのホームページをみれば、備え付けの機材や楽器のリストが掲載されていますので、そちらを確認するといいですね。
機材はもちろん楽器の有無も重要です。
とくにピアノやエレピなどの鍵盤系。
同じグランドピアノでも、スタインウェイなのかベーゼンドルファーなのかでサウンドは変わってきますし、グランドピアノはあってもローズやオルガンはないというスタジオもあります。
こちらも事前にしっかり下調べして、使いたい楽器が備え付けられているスタジオを選びましょうね!
2)収録したい楽器を鳴らすのに十分な広さがあるか?
何を収録したいかによって、適切な広さのスタジオを選ぶことが大事です。
例えばあなたが「大規模なストリングスを収録したい!」と考えるならば、ストリングスセクションがおさまるだけの十分な広さを持ったスタジオを選ぶ必要があるでしょう。
逆にヴォーカル収録など小規模なものであれば3畳程度の小さなブースでも収録は可能。
目的に合わせて適度な広さのスタジオを選びましょう!
また、ときにはブースの数も重要です!
たとえばプロスペロー新作では、ドラム・ピアノ・ベースの3パートを同時収録しました。(いわゆる「せーの録り」というやつです。)
このように複数の楽器を同時に録音する場合は、同録するパートの数だけブースが必要になります。
さらには、コントロールルームの広さもしっかり見ておきましょう。
レコーディングに立ち会うのが自分だけならまだしも、クライアントさんやディレクターさんなど、多くの人が立ち会う現場ならば、やはり広めのコントロールルームを備えたスタジオの方が快適に過ごせますからね!
3)響きが楽曲にマッチしているか?
スタジオのそのものの響きもとっても重要です。
程よいルーム感のあるスタジオなのか、それとも完全なデッドなのか?
最終的にどういう仕上がりにしたいかによって、どのような響きのスタジオを選ぶかを決めます。
とはいえ、よほどレコーディング経験が豊富なクリエイターさんじゃない限り、響きまで考慮してスタジオを選ぶってムズカしいですよね。
なので、最初はスタジオに相談してみると良いと思います。
あなたの理想に合わせて、最適な提案をしてくれるはずです!
4)立地、利便性は?駐車場はあるか?
うっかり見落としがちなところですが、スタジオの立地や駐車場の有無もすごく大事なポイントです!
とくに駐車場はしっかりみておきましょう。
大量の楽器を持ち込むギタリストさんや、楽器そのものが大きなドラマーさん、ウッドベース奏者さんなど、車でスタジオに来たいプレイヤーさんも多いです。
ですから、プレイヤーさんには事前に車の使用を確認しておいて、駐車場の利用をスタジオ側に打診しておくのが安心でしょう!
スタジオが決まったら、いざブッキング!
スタジオのブッキングは、プレイヤーさんのブッキングよりもシビアな印象があります。
ぼく自身、お目当てのスタジオがとれなくて、泣く泣く別なスタジオに切り替えたことが何回かあります。
人気のスタジオ、特にわれわれプロが利用するようなスタジオほど、すぐに埋まってしまう傾向があります。
ですから、こちらもできれば3ヶ月前、どんなに遅くても1ヶ月前には抑えておくようにしましょう!
まとめ
プレイヤーさんやスタジオを選ぶだけでも、想像以上に気をつけるべきポイントがあることがおわかりいただけたかと思います。
もしあなたが実際にレコーディングをする際には、ぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです!
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