【音楽ビジネス】作曲を仕事にするために乗り越えるべき5つの課題とその対処法
こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。
「作曲を仕事にしたいけど、どうすれば仕事になるのかわからない!」
「プロの作曲家になるために、自分に何が足りていないのかを知りたい!」
そんな方も多いかと思います。
そこで今日は、作曲を仕事にするために乗り越えるべき5つの課題とその対処法についてお伝えしていこうと思います。
ぼくが現在のようにたくさんのお仕事を任せていただけるようになるまでに実践してきたことばかりですので信憑性は十分です。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
作曲を仕事にするために乗り越えるべき5つの課題
作曲を仕事にするために乗り越えるべき課題は5つしかありません。
その5つの課題とは以下の通りです。
- 実力がない
- クライアントがあなたの存在を知らない
- 十分に信用してもらえていない
- あなたに任せる理由がない
- 条件が合わない
ひとつひとつ詳しく解説していきますね。
作曲の仕事したいのにチャンスに恵まれない?
その理由は5つしかない。
1)実力がない
2)信用されてない
3)そもそもあなたのことを知らない
4)別にあなたでなくていい
5)条件あわない(予算など5以外全て自分でどうにかできる問題。
1〜4さえクリアすれば仕事こない方がおかしい!
— 作曲家・稲毛謙介(イナゲケンスケ) (@Ken_Inage) March 27, 2020
1)実力がない
仕事ができるレベルの十分な実力がないうちは何をやっても仕事にはなりません。
もしかすると1度くらいは何かのきっかけで仕事をもらえることもあるかもしれませんが、継続して仕事を請けつづけるには実力がないと難しい。
飲食店を例に考えてみるとわかりやすいと思いますが、たまたまお腹が空いていてふらっと入ってみたお店で出された料理がマズかったら、2度とそのお店には行きませんよね。
それと同じイメージです。
まずはしっかり実力を身につけのが先決。
お客さんに満足してもらえる作品を作れるようになりましょう!
2)クライアントがあなたの存在を知らない
いくら実力があったところで、クライアントさんがあなたの存在を知らなかったら決して仕事にはなりません。
知らないんだから仕事を任せようがない。当たり前ですね!
どんな商品も、お客さんに知ってもらうことが最初の第一歩。
企業がCMを打つのも、美容室が駅前でビラくばりするのも、全ては知ってもらうためです。
まずは知ってもらうためのアクションを起こしていきましょう!
3)十分に信用してもらえていない
いくらクライアントさんがあなたの存在を知っていたとしても、十分な信用を得ていなければこれまた仕事は任せてもらえません。
作曲家志望の多くが見落としがちな点ですが、仕事を任せたことのない作曲家に仕事を依頼するのはクライアントさんだって怖いものです。
- 本当にオーダー通りのものが上がってくるのか?
- 納期内に対応してもらえるのか?
- 費用対効果は大丈夫か?
- 人間性は問題ないか?
などなど、心配ごとは尽きないもの。
ですから、そのような不安を払拭できるくらいの信用を気づいていくことが大事です。
しっかり関係性を作って、クライアントさんが安心して仕事をオーダーできる状況を作ってあげましょう!
4)あなたに任せる理由がない
クライアントさんに存在を知ってもらい、かつ十分な信頼関係が築けていたとしても、必ずしもあなたに仕事が回ってくるとは限りません。
クライアントさんにとって付き合いのある作曲家があなただけなら別ですが、多くの場合はすでにたくさんの作曲家さんと取引している場合が多い。
世の中には実力のある作曲家は多いですから、その中であなたを選んでもらうにはあなたに仕事を任せるための確固たる理由が必要なわけです。
ですから、他の人にはない(あるいは他の人がアピールしていない)あなただけの武器を持つことが重要です。
5)条件が合わない
上記1)〜4)全てをクリアしたとしても、仕事にはならない場合があります。
予算や納期などの条件が合わない場合です。
あなたの提示した見積もりがクライアントさんの予算を大きく上回ってしまったとか、納期がタイトすぎてスケジュール的に対応できないとか、そのほとんどは不可抗力です。
こちらは対処しようがありませんので、この場合は条件が満たされるまで根気よく待ちましょう!
作曲を仕事にするために乗り越えるべき課題の対処法
次に、ここまでご説明した5つの課題の具体的な対処方法をお伝えします。
どれもすぐ実践できるようにまとめておくので、ピンとくることがあったら早速トライしてみてください!
1)実力がない場合
実力がない場合の対処法は、「とにかく実力をつける」しかありません。
ここでいう実力とは、以下の3つです。
- 楽曲のクオリティ
- 楽曲の提供スピード
- オーダーへの対応力
楽曲のクオリティが高いことはいうまでもありませんが、それ以外にも、スピードやオーダーへの対応力も実力のうちです。
クライアントが求めるものを、素早く、ハイクオリティで提出する力が求められます。
ちなみに、ひとくちにクオリティといっても、作曲家が考えるクオリティとクライアントさんが考えるクオリティでは全く別物であることも多いです。
そちらについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この課題の克服方法としては
「クオリティ」→「スピード」→「対応力」
の順番でトレーニングしていくのがいいでしょう。
理由は2つです。
- クオリティが低い楽曲をいくらスピーディに作れるようになっても仕事にならないから
- 得意分野だけでもスピーディにこなせるようになっておくと仕事を受注しやすくなるから
以下の3ステップでトレーニングしていきましょう。
ステップ1:クオリティアップ
まずは得意ジャンルだけでも良いので、クオリティの高い楽曲を作れるようトレーニングしていきましょう。多少時間がかかっても問題ありません。
ステップ2:スピードアップ
クオリティの高い曲が作れるようになったら、今度は作業を効率化してスピードアップしていきましょう。まずは1日1曲、プロクオリティで作れるくらいが目安です。
ステップ3:対応力アップ
クォリティもスピードも出せるようになったら、今度は対応できる音楽の幅を広げていきましょう。オーケストラ、バンドもの、デジタルサウンドの3種類作れるようになったら、おおよそどのジャンルでも対応できるようになります。
2)クライアントがあなたの存在を知らない場合
クライアントさんがあなたの存在を知らない場合の対処法は、「人脈開拓」と「SNS発信」です。
オフラインでの人脈開拓と、オンラインでのSNS発信。
その両方を使って少しずつ認知度をアップさせていきましょう。
現在はコロナの影響でオフラインでの人脈開拓が難しくはなっていますが、SNSでの繋がりを通したオンラインでの接触は以前にもまして濃厚になってきました。
とくに作曲仕事などのクライアントワークの場合、人脈開拓にはFacebookが最も向いているSNSといえるでしょう。
オンオフ問わず、人脈開拓の具体的な手段については以下の記事にまとめてありますので参考にしてみてください。
3)十分に信用してもらえていない場合
クライアントさんに十分に信用してもらえていない場合の対処法はたくさんありますが、中でももっとも重要なのは「接触回数」です。
人間は、たまにしか会わない人(たまにしか連絡を取らない人)よりも、頻繁に顔を合わせたり連絡を取り合ったりする人の方を親しく感じ、信用しやすくなります。
ですから、まずは「接触回数」を増やしましょう。
- 何度も会いに行く
- 頻繁にSNSに投稿する
- 相手のSNS投稿にコメントする、いいねする
などなど、接触回数を増やす方法はたくさんあります。
また、「なぜ信用が大事なのか?」「どのように信用を築いていくのか?」といった「信用」に関する詳しいお話は以下の記事で解説していますので合わせて参考にしてみてください。
4)あなたに任せる理由がない場合
あなたに任せる理由がない場合の対処法は、「自分にしかない武器を身につける」ことです。
他の作曲家にはない、または他の作曲家がアピールしていない、あなただけの武器やアピールポイントを見つけていきましょう。
独自の武器の見つけ方については、以下の記事で詳しく解説しています。
5)条件が合わない場合
前述のとおり、条件が合わない場合の対処方法は存在しません。
あなたの頑張りでどうこうできる問題ではないからですね!
クライアントさんの条件が整うのを待つか、あるいは条件に合う他のクライアントさんを見つけるほかありませんので、いさぎよく次の一手に切り替えましょう!
まとめ
というわけで、作曲を仕事にするために乗り越えるべき5つの課題とその対処法について、詳しく解説してきました。
今日お伝えした5つの課題をしっかりとクリアすることができれば、そう遠くないうちに作曲の仕事を任せてもらえるチャンスがやってくるはずです。
決してラクな道のりではありませんが、だれにでもチャンスはありますのでぜひ頑張ってみてください!
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