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【音楽制作】ミックスダウンとは?その目的と作業内容、マスタリングとの違いを解説!【DTM】

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。

今日は、ミックスダウンという作業がどんなことをするものなのか?その目的と作業内容について解説していきます。

  • ミックスダウンとは?
  • マスタリングとの違い
  • ミックスダウンの作業内容

など、ミックス初心者が抱く様々なギモンにお答えしながら、ミックスの基礎知識をガッツリ解説。

ミックスが理解できるようになると、プリプロ(作編曲段階)でのサウンドクリエイト力も格段にアップします。

基礎からわかりやすく解説していきますので、しっかりと学んでいきましょう!

 

ミックスダウンとは?その目的と作業内容、マスタリングとの違いを解説!

ミックスダウンとは?その目的と作業内容、マスタリングとの違いを解説!

ミックスダウン(Mixdown)とは?

ミックスダウン(Mixdown)とは、簡単にいうと楽曲の仕上げ作業のことです。

各トラックの音量バランスを整えたり、音質や音像を調整しながら、スッキリしていてかつまとまりの良いサウンドに調整することが主な目的です。

名称の由来としては、マルチトラックで制作された楽曲をステレオ音源(LRの2チャンネル)やサラウンド音源(5.1チャンネル以上)など、最終的な納品形式のファイルに落とし込む事から来ています。

※シンプルに「ミックス(Mix)」と呼んだり「トラックダウン(Trackdown)」略して「TD(ティーディー)」と呼ぶこともあります。

マルチトラックファイルを調整して・・・

1本の2Mixへ

また、音量や音質の調整にとどまらず、エフェクトによる演出を加えたり、様々なギミックを追加したりなど、楽曲のアレンジ部分にまで手を加えることも少なくありません。

作編曲を担当したクリエイターはもちろん、お仕事の場合はクライアントさんの意向も汲み取りながら、目的に応じた理想の聴きばえに仕上げていくことがミックスダウンのテーマとなります。

本来ならば、専門のミキシングエンジニアさんに作業を依頼することでよりクオリティの高い仕上がりを目指していくことになりますが、昨今はDAWの普及によってクリエイター自身がミックスダウンを行うことも珍しくなくなりました。

これを「セルフミックス」といいます。

マスタリングとの違い

楽曲の仕上げ作業といえば、ミックスダウンの他に「マスタリング」という作業を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。

ミックスダウンとマスタリングではその役割が全くことなり、それぞれ作業内容も違います。

ミックスダウンはマルチトラックデータ(パラデータ)から2mixなどの納品ファイルを作ることでしたが、マスタリングはミックスダウンが完了した2mixや5.1mixなどのファイルを、流通させるメディアに適した音量・音質に調整する作業のことです。

例えば、楽曲をCDでリリースする場合とApple MusicやSpotifyなどの配信サービスでリリースする場合では求められる音量が全く異なります。

ですから、リリースしたい媒体に応じて最適な音量や音質に仕上げる必要があるわけですね。

また、マスタリングでは音量や音質の調整のほかに、以下のような作業も行います。

  • 収録楽曲のすべての音量・音質を聞きやすく揃える
  • 曲の入りや余韻、次の曲が始まるまでの曲間を調整する
  • CDテキストなどの情報を埋め込む

マスタリングソフトで曲間などを調整している様子

料理に例えるならば、ミックスダウンは調理、マスタリングは盛り付け作業のように考えてみるとわかりやすいかもしれませんね。

こちらも、マスタリングエンジニアという専門のエンジニアさんがいて、使用するソフトウェアや機材もミキシングエンジニアさんのそれとは全く異なります。

ミックスダウンの作業内容

ミックスダウンがどんなものなのかがわかったところで、実際にどんなことをしていくのかを解説していきましょう。

前述の通り、ミックスダウンでは主に以下の3つの作業を行います。

  1. 音量バランスの調整
  2. 音質の調整
  3. 音像の調整

■ 音量バランスの調整

楽曲を構成する各パートの音量バランスをフェーダーを使って調整していきます。

ミックスダウンにおける最重要項目といっても差し支えないほど大事な作業。

音量バランスがいびつな楽曲は、いかに音質や音像を調整したところで良い仕上がりにはなりません。

低音から高音まで楽曲全体がより充実した聞き映えになるよう、丁寧にバランスを取っていきます。

また、単なるフェーダーバランスだけでなく、ボリュームオートメーションを使って曲中の音量を調整することも少なくありません。

例えばヴォーカルパートなどは、音程や歌詞によって所々オケに埋もれてしまう場所なども出てきます。

そのような場合は、ボリュームを上げ下げしてあげることで、常に聞きやすい状態に保つ工夫が必要です。

■ 音質の調整

イコライザー(EQ)やコンプレッサーなどのエフェクターを使用して各トラックの音質を調整していきます。

イコライザーを使って不要な周波数をカット(または必要な成分をブースト)したり、コンプレッサーを使ってトラック内の音量のバラツキを抑えることで、すっきりと安定感を持って聞こえるサウンドを作ることができます。

また、微細な音質の調整はもちろん、各トラックの積極的な音作りを行うこともあります。

例えば、キックやスネアをよりパンチのあるサウンドに仕上げたり、リバーブを使って幻想的なサウンドに仕上げたりなど、その選択肢は無限です。

可能な限り良い音質で、かつ制作者のイメージに近いサウンドに仕上げるために、様々なテクニックを駆使しながら音質の調整を行なっていきます。

■ 音像の調整

パンやエフェクターを使って各トラックの空間的配置を調整する作業です。

簡単にいうと「その音がどこから聞こえてくるのか?」を調整してあげるということですね。

左右の位置は、DAWミキサーに付属しているパナー(パンをコントロールするツマミ)で簡単に調節することができます。

しかし、音像は左右の位置だけで決まるものではなく、高さや奥行きも含めた3次元的な視点を持って、各パートの役割に応じた適切な位置から聞こえるよう調整してあげる必要があります。

音の高さや奥行きは、イコライザーやコンプレッサー、場合によってはリバーブなども駆使しながら調整していきます。

最も難しい技術が求められる分野ですが、音像を自由にコントロールできるようになると、たった2本のスピーカーだけでも立体感のあるサウンドを作れるようになるため、ミックスの幅がググンと広がります。

 

まとめ

というわけで、ミックスダウンとはなんなのか?どのような作業を行うのか?ということについて、その概要をお話いたしました。

適切なミックスダウンを行うことで、何もしない状態よりも楽曲の仕上がりが格段にアップします。

慣れないうちは何をしたら良いのかもわからないという場合も少なくないと思いますが、順を追ってわかりやすく解説していきますので、一歩一歩着実にマスターしていきましょう!

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