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ジャンル別ビートメイク⑧:ロックンロールのビートを理解しよう!

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。

今日は、カントリー同様50年代アメリカを象徴する「ロックンロール」について解説していきます。

また、番外編としてニューオーリンズ発祥の「セカンドライン」というリズムパターンについても触れていこうと思います。

  • ロックンロールの特徴
  • ロックンロールのリズムパターン
  • セカンドラインについて
  • ロックンロールの打込みのポイント
  • セカンドラインの打込みのポイント

「ロックンロール」は、その派生ジャンルである「ロック」とは少し違った特徴を持っています。

その違いを深く理解することでビートメイクの幅も大きく広がりますので、今日の記事を参考にしっかりとマスターしていきましょう!

ロックンロールの例:Chuck Berry『Rock and Roll Music』

 

ロックンロールの基本

ロックンロールの基本

ロックンロールの特徴

ロックンロールは、カントリー同様1950年代にアメリカで誕生したジャンルです。

ブルースやゴスペルなどの黒人音楽をベースに、カントリーなど白人音楽のスタイルを融合させてできたジャンルで、ブルース由来の土臭さと、カントリー由来の軽快さをあわせ持つゴキゲンなサウンドが特徴。

そんなロックンロールの特徴は以下の通りです。

  • 踊れる!軽快な8ビート!
  • ブラックミュージック由来の「裏ノリ」
  • 50年代らしいルーズな音色

それぞれ詳しく解説します。

■ 踊れる!軽快な8ビート!

ロックンロールは、ロック同様8ビートで演奏されるのが基本。

一方、パワフルでヘヴィなロックに対して、つい体を動かしたくなるような軽快で楽しげなビートを持つのがロックンロールの特徴でもあります。

その特徴から、ロックンロールに合わせて踊る「ツイスト」と呼ばれるダンスが生まれたほど。

ロックのルーツとはいえ、全く別ジャンルであることが窺い知れますね。

ツイストの例:Chubby Checker『Let’s Twist Again』

 

■ 黒人由来の裏ノリ

ロックンロールとロックの違いは、そのノリにも現れています。

黒人音楽がルーツであるロックンロールは、ブラックミュージック特有の「裏ノリ」が大きな特徴。

ヘッドバンギングが象徴的な「表ノリ」のロックとは対照的ですね。

■ 50年代らしいルーズな音色

ブルースやカントリーと同年代のジャンルということもあり、やはり音色は50年代らしいルーズなものがお似合い

こちらについては、後ほど詳しく解説します。

ロックンロールのリズムパターン

それでは、ロックンロールのリズムパターンをみていきましょう!

ロックンロールでは、通常の8ビートを貴重とした以下のようなリズムパターンが象徴的です。

パターン①

4つ打ち8ビートをベースに、2拍目のスネアを2度打ちしたパターンです。

ロックンロールを象徴するリズムですね。

パターン②

パターン①をベースに、キックのリズムを変えたバリエーションです。

パターン③

2拍目ではなく4拍目のスネアを2度打ちしたパターンです。

こちらも良く聞くことができるビートです。

パターン④

スネアの2度打ちを、3拍目ウラからはじめたパターンです。

このように、スネアの位置を変えることでバリエーションを生み出すこともできます。

パターン⑤

パターン④をベースに、3拍目ウラからのスネアをタムに置き換えたバリエーションです。

パターン⑥

ライドを使って16分音符のフィールをプラスしたパターンです。

映画「007」の『ジェームズ・ボンドのテーマ』をイメージさせるリズムですね。

パターン⑦

ハイハットとスネアを8分音符で同時打ちするビートです。

ロックンロール独特の「ズズタタ ズズタン」というリズムに合わせてアクセントをつけてあげましょう。

パターン⑧

パターン④のハイハットとスネアを全てタムに置き換えたバージョンです。

セカンド・ラインについて

すこし脱線しますが、カントリー番外編として「セカンド・ライン」というリズムパターンについてもお伝えしておきます。

「セカンド・ライン」とは、アメリカのニューオーリンズ発祥の音楽。

もともとは「ジャズ・フューネラル」と呼ばれる、黒人の葬儀パレードで演奏されたリズムパターンです。

パレードの先頭には遺族や関係者の列(ファースト・ライン)が並び、それに続いて「セカンド・ライン」と呼ばれるブラスバンドが音楽を演奏したことが由来です。

セカンド・ラインのリズムパターンは以下のとおりです。

パターン①

独特のアクセント感が特徴の、セカンド・ラインを象徴するビートです。

4拍目ウラなどに「フラム」と呼ばれる装飾音を入れると、よりそれらしくなります。

パターン②

パターン①のスネアを、フロアタムに置き換えたバージョンです。

こちらはロックテイストが強くなりますね!

 

 

ロックンロールの打込み

ロックンロールの打込み

ロックンロールの音色選び

ロックンロールの音色は、カントリー同様に「50年代らしいルーズな音色」を意識します。

年代的な背景もさることながら、ロックンロールはブルースから派生したジャンルでもあることから、同様の特徴をもった

  • 少し低めのピッチ(音程)
  • ルーズなアタック(打音)
  • 強めのルーム感(余韻)

といった音色を選ぶと良いでしょう。

実際には、ブルースと同じキットを用いるのも全然OKです!

キック

スネアドラム

タムタム

ハイハット

ライドシンバル

クラッシュシンバル

ロックンロールの打込みのコツ

■ ロックンロールのベロシティ

ロックンロールのベロシティは、原則として「8ビート」のそれにならって設定する形となります。

とはいえ、前述の通りロックンロールは「裏ノリ」が前提となるため、ウラ拍を若干強めに設定すると、よりそれらしくなるでしょう。

■ ロックンロールのクオンタイズ

ロックンロールのクオンタイズについても、通常の「8ビート」の考え方にならって配置するのが良いでしょう。

8分音符のハイハットは、ウラ拍を若干スウィング。

スネアは若干プッシュさせてあげることで、気持ちの良いノリが表現できます。

セカンド・ラインの打込みのコツ

つぎに、セカンド・ラインの打込みテクニックについても解説していきます。

■ セカンド・ラインのベロシティ

セカンド・ラインは、なんといっても特有のアクセント感が命

ベロシティにおいても、そのアクセントを活かしつつ、その他の細かい音符についてはゴーストノートの要領でさりげなく鳴らす程度にしましょう。

とくに、4拍目ウラのフラムは特に優しいタッチを意識して打込みます。

■ セカンド・ラインのクオンタイズ

セカンド・ラインにおいても、16分音符にはスウィングを適用します。

わりと強めにかけてシャッフル気味に聞こえるくらいでちょうど良いかと思います。

 

まとめ

というわけで、ロックンロール&セカンド・ラインについて詳しく解説しました。

どのジャンルも、そのルーツや成り立ちを知ることで説得力のあるリズム&サウンドを実現できます。

今日の記事を参考に、さまざまな楽曲を深く研究していただければ幸いです!

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