ポップスからエピックサウンドまで!ジャンルで選ぶ、おすすめのストリングス音源12選
こんにちは、作曲家・稲毛謙介です。
ストリングス特集もいよいよ最終回ということで、今日はおすすめのストリングス音源をジャンル別にまとめていこうと思います。
当サイトでご紹介したストリングスモックアップテクニックを実践する上で非常に相性のよい音源を厳選してご紹介していきますので、ぜひそちらも合わせてご覧いただければ幸いです!
それではいってみましょう!
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おすすめのストリングス音源
ストリングスの音源選びは非常に重要です。
リアルであればどれを使ってもよいというわけではなく、楽曲のジャンルや求めるサウンド感によって選ぶべき音源は全く変わってくるんですね。
そこで今回は、
- ポップス向き
- オーケストラ向き
- エピックサウンド向き
の3種類に分類して、オススメの音源をまとめていこうと思います。
ポップス向きのストリングス音源
ポップスの中で使いやすいストリングスサウンドの条件は以下の2つです。
- 少人数の編成であること
- ドライな音色であること
これら2つの条件を満たす音源は、じつはそう多くはありません。
代表的な2つの音源をご紹介しましますね。
Vienna SYNCHRON-ized Chamber Strings
バンドサウンドにも負けないドライな音像がポップスにとってもマッチします。
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Spitfire Chamber Strings
Chamber Stringsといえば、Spitfire Audioのものも非常に人気ですね。
こちらはViennaよりさらに音像がはっきりしており、生演奏をレコーディングした時のようなザラザラしたノイズ感も相まって非常に生々しいサウンドが手に入ります。
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オーケストラ向きのストリングス音源
ここでいう「オーケストラ」とは、もっとも基本的な2管編成程度のオーケストラ程度の規模感を指しています。
クラシック音楽はもちろん、日本のテレビドラマで使用されるような極めて一般的なオーケストラサウンドですね。(より大編成な音源選びに関しては後述します。)
このようなオーケストラを想定した音源では、12型〜16型程度のストリングス音源を選ぶとよいでしょう。
代表的な音源を3つご紹介します。
Vienna Synchron Strings I
非常に安定した使いやすいサウンドが魅力ですが、その分ちょっとあっさりしすぎなので好みが分かれるかもしれません。
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CineStrings
CineSamplesのストリングス音源、CineStringsもオーケストラにぴったりの音源です。
質感としてはViennaのそれに近いのと、比較的簡単なエディットでそれらしいモックアップができる手軽さが人気の音源です。
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Spitfire Symphonic Strings
劇伴やゲーム音楽などのBGMを作る作曲家の中ではド定番の音源。
分厚いオケにも負けないしっかりした存在感と、どんなフレーズにも対応できるバランスの良さが魅力です。
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エピックサウンド向きストリングス音源
ハリウッド映画ややゲーム音楽など、大スペクタクルなシーンで多用されるエピックサウンド。
最近は日本のアニメや映画音楽などにも積極的によく取り入れられる、いわば流行りのサウンドといってもいいかもしれませんね。
エピックサウンド向き音源の特徴といえば、とにかく大人数であるということ。
最低でも20型以上の超大編成ストリングスをベースに、多数の音源をレイヤーしながら圧倒的大迫力のサウンドを作っていくのが主流です。
そんなエピックサウンドにぴったりの音源は以下の4つ。やはり音源市場では人気なのか、その種類も豊富ですね!
Vienna SYNCHRON-ized Appassionata Strings
老舗Viennaの大編成音源。
ややクラシックよりのサウンドですが、ドライな音源とのレイヤー時にも非常になじみがよいのでとっても使いやすい音源です。
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EastWest Hollywood Strings
エピックサウンドの先駆け的な存在ですね。
圧倒的な人数感はまさにハリウッド!という感じ。サウンドは非常にすばらしいのですが、大量にメモリを消費する点は要注意です。
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Cinematic Studio Strings
こちらはかなりウェットな質感で、クラシカルで厳かな雰囲気にぴったりな音源。
サウンドは非常に上品で、エピックサウンドの中でもしっとり聞かせる穏やかな曲調に向いている音源といえるでしょう。
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8dio Adagio
こちらもエピックサウンドでは大定番音源ですね。
贅沢な人数感と、ドライすぎずウェットすぎないほどよい音像感は、今風のハリウッドサウンドを作る上でとても重宝するかと思います。
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編成が自由に組み替え可能な音源
最近は、求めるサウンドに合わせて、自由に編成を組み替えることのできる音源も増えてきました。
1つ持っておくと、色々と潰しがきくことも多いかと思いますので、合わせてご紹介しておきます。
Vienna SYNCHRON-ized Dimension Strings
ストリングスセクションを構成するプレイヤー1名1名の音をすべてバラで収録した、ちょっと変わった音源です。
1名ごとに細かい音色や挙動を調整できるため、複数人で演奏しているリアルさをとことん突き詰めることができますが、その分負荷は大きいです。
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Spitfire Studio Strings
こちらは比較的新しい音源ですね。セクションごとにパートを分割してサンプリングされており、組み合わせることで多彩な人数感を表現できます。(1st Violinなら、4人編成が2種類、8人編成が1種類で、合計16人編成まで対応。)
音像はかなりドライで、いかにもスタジオ収録という感じですから、ポップスなどでも使いやすい音源かと思います。
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LA Scoring Strings
人数の調整が可能な音源としてはもっとも歴史ある音源なのではないかとおもいます。(Spitfire同様、1stが4人編成2種類、8人編成1種類、合計16人編成まで対応可。)
サウンドの質感は極めてドライかつ、ガサガサしたナマナマしい音色が特徴で、ピッチも少し不安定なまま収録されていることから、いい意味でも悪い意味でも非常に生演奏らしい音源ですね。
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※Audiobroさんの製品紹介動画はYoutube内でのみ視聴可能なようですので、ここではリンクだけ貼っておきます。ご視聴はYoutubeへジャンプして行ってください。
まとめ
というわけで、おすすめのストリングス音源をジャンル別、目的別におとどけしました!
OTOxNOMAで解説した各種ストリングスモックアップテクニックと組み合わせることで、よりリアルなストリングスサウンドを実現できること間違いなしですので、ぜひご自身の作風や楽曲のスタイルに合わせて最適な音源を選んでいただければ幸いです。
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