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【音楽制作】モノシンセ、ポリシンセってなに?シンセのボイス数(発音数)について解説!【DTM】

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。

今日は、シンセサイザーのボイス数(発音数)について詳しく解説していこうと思います。

  • ボイス数ってなに?
  • ハードウェアシンセのボイス数
  • ソフトシンセの登場によるボイス数制限の撤廃
  • モノフォニックシンセとポリフォニックシンセ

シンセサイザーの音作りを行う上で、適切なボイス数の選択は欠かせません。

作りたい音色に最適なボイス数を選ぶことで、狙い通りのサウンドを作り出すことができるようになりますので、しっかりと学んでいきましょう!

 

シンセサイザーのボイス数(発音数)

シンセサイザーのボイス数(発音数)

ボイス数ってなに?

シンセサイザーには「ボイス数」という概念が存在します。

ボイス数とは、最大同時発音数のこと。

同時にいくつまで音を鳴らすことができるかを決定する、重要な要素です。

いいかえれば、何和音まで同時に出せるか?という見方もできます。

例えば、ボイス数が1のシンセならば単音しか鳴らせませんが、ボイス数が5のシンセならば、最大5和音まで同時に発音することができるということです。

ボイス数 = 最大同時発音数(何和音鳴らせるか)

【Native Instruments社の「Massive X」は最大64ボイスまで発音可能】

ハードウェアシンセのボイス数

元来ハードウェアのシンセサイザーには、ボイス数に大きな制約がありました。

シンセサイザーはオシレータをもとに発音するため、搭載されているオシレータの数分しか音を出すことができません。

例えば、アナログシンセサイザーの名機「Prophet-5」は、その名の示す通り、最大5音まで発音することができるのが最大の特徴でした。

たった5音と聞くと今の我々にとっては若干心もとないように感じますが、当時としてはは画期的な機能だったのでしょう。

Prophet-5のオマージュ機として開発されたProphet-6も、最大同時発音数は6音まで。

ソフトシンセの登場によるボイス数制限の撤廃

2000年代になると、コンピュータの処理能力向上によりソフトウェアシンセサイザーが台頭してくるようになります。

ソフトシンセの登場によって、これまで物理的な制約を受けていたシンセのボイス数が徐々に撤廃されて行くことになります。

例えば、同じくNative Instruments社のソフトシンセ「Massive」ならば最大同時発音数は64音、2019年に発売された新製品「Massive X」も同じく最大同時発音数が64音であることは、前述の通りです。

5音までしか発音できなかったProphet-5と比べるとえらい違いですね!

64音もあればボイス数に不足を感じることはないでしょうから、これ以上増えることはそうそうないかと思います。

(むしろこれ以上増えても、CPUに負荷がかかるばかりでそこまでメリットは感じられないでしょう。)

 

モノフォニックシンセとポリフォニックシンセ

モノフォニックシンセとポリフォニックシンセ

シンセは、そのボイス数によって大きく2つの種類に分類することができます。

ひとつはモノフォニックシンセ、もうひとつはポリフォニックシンセです。

両者の違いを簡単に説明すると、

  • モノフォニックシンセ = 単音しか出せないシンセ
  • ポリフォニックシンセ = 和音を出せるシンセ

ということになります。

一見すると、和音が出せるポリフォニックシンセの方が便利じゃん!と思われるかもしれませんが、それぞれ固有の機能があり、作りたい音色に応じて使い分ける必要があります。

ちなみに多くのソフトシンセは、上記「モノ」と「ポリ」を自由に切り替えることができるようになっているので非常に便利です。

モノフォニックとポリフォニック、双方の特徴を見ていきましょう。

モノフォニックシンセ

単音しか演奏することができませんが、レガートやグライドといった固有の機能を使うことができます。

  • レガート = 連続した2音を継ぎ目なく演奏する機能
  • グライド = レガートで連結された2音にポルタメントをかける機能

レガートやグライドについては次回の記事で詳しく解説しますが、この2つの機能が使える点がモノシンセ最大の特徴と言えるでしょう。

また、加算合成の記事でご紹介したユニゾン機能も、モノフォニック状態じゃないと使用できないシンセもあります。

どれも、シンセベースやシンセリードの音作りでは重要な機能となってきますので、ベースやリードの音を作りたい場合は、モノシンセ(モノモード)を使用すると良いでしょう。

ポリフォニックシンセ

いうまでもなく、和音を発音することができることがポリフォニックシンセ最大の特徴です。

プラックやパッドなど、コードを演奏したいパートの音作りにはポリフォニックシンセ(ポリモード)が欠かせません。

逆に、レガートやグライドといった機能は使えませんので、これらの機能を使いたい場合はモノフォニックシンセを使いましょう。

最近は、ポリフォニック状態のままユニゾン機能を使うことができるソフトシンセ も多く登場しています。

ユニゾン機能を使用したパッドサウンドは、非常に厚みのあるリッチなサウンドを得られますので、そのような音作りをしたい場合はユニゾン機能を持ったポリシンセを使うと良いでしょう。

 

まとめ

というわけで、シンセのボイス数と、モノフォニック・ポリフォニックの違いについてご説明しました。

作りたいサウンドに応じて、適切なボイス数の設定、モノモード・ポリモードの切り替えが重要になっていきますので、今後おお届けするシンセアレンジの予備知識として、しっかりと覚えておいてくださいね!

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