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キーボードのサウンドメイク基礎③:クラビネットのサウンドメイクを理解しよう!

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。

今日は、クラビネットのサウンドメイクについて解説していきます。

  • クラビネットのサウンドメイク手順
    • プリセット選定
    • アンプの設定
    • ピックアップとトーンの設定
    • 各種ノイズの調整とダンピング
    • ワウの設定
    • 全体の微調整

ギターベースのように、外付けのアンプを使って演奏することも多いクラビネット。

アンプやピックアップ、エフェクトの選択によって、幅広い音作りを楽しむことができます。

そんなクラビネットのサウンドメイク手順について詳しく解説していきますので、ぜひご活用ください!

 

キーボードのサウンドメイク基礎③:クラビネットのサウンドメイクを理解しよう!

キーボードのサウンドメイク基礎③:クラビネットのサウンドメイクを理解しよう!

クラビネットのサウンドメイク手順

クラビネットのサウンドメイク手順は以下のとおりです。

  1. プリセット選定
  2. アンプの設定
  3. ピックアップとトーンの設定
  4. 各種ノイズの調整とダンピング
  5. ワウの設定
  6. 全体の微調整

早速詳しくみていきましょう!

■ 1. プリセット選定

まずは例によってプリセットを選びましょう。

エレピ同様、プリセット選定の際には以下の2点を考慮しましょう。

  • どのモデルを使うのか?
  • どのセッティングを使うのか?

やはり「どのモデルを使うのか?」という点が重要なポイントになります。

それぞれのサウンドの特徴を吟味しながら、楽曲に合ったものを選びましょう。

KEYSCAPE:Clavinet C

KEYSCAPE:Clavinet-Pianet DUO(クラビとピアネットのコンボモデル)

KEYSCAPE:Vibanet

なお、今回も定番モデルであるホーナー社の「Clavinet C」を使って音作りを進めていこうと思います。

クラビネットの種類については以下の記事を参考にしてください。

■ 2. アンプの設定

次に、アンプの設定をしていきましょう。

アンプの種類(セッティング)によってさまざまなサウンドが得られるほか、アンプは使わずDIで直接出力するという選択肢もアリです。

ベースの音作りと似ていますね。)

セッティングによってサウンドのカラーや歪み具合などを調整できますので、楽曲の雰囲気に合わせて決めていきましょう。

BYPASS(DIでの直接出力)

CLEAN

WARM

BRIGHT

FULLTONE

CRUNCH

OVERDRIVE

■ 3. ピックアップとトーンの設定

アンプのセッティングが決まったら、今度はピックアップを選んでいきましょう。

クラビネットには複数のピックアップが搭載されており、それぞれサウンドの質感が異なります。

前項で選択したアンプとの相性や楽曲の方向性から、好みのピックアップを選んでいきましょう。

ピックアップ:A

ピックアップ:B

ピックアップ:A+B

ピックアップ:A-B

また、「トーン」つまみによってサウンドの明るさをコントロールすることもできますので、微調整しながら音作りを進めると良いですね。

トーン調整前

トーン調整後

■ 4. 各種ノイズの調整とダンピング

サウンドの方向性がある程度きまったら、今度はノイズとダンピングの調整をしていきましょう。

■ 離鍵ノイズ(リリースノイズ)

鍵盤から手を離した際に発生するノイズです。

クラビネットの離鍵ノイズはゴーストノートのような役割も持っていて、グルーヴィーさを演出するのに一役買ってくれます。

ただし、アンプで歪ませている場合などは離鍵ノイズが悪目立ちしてしまうこともあるので、塩梅を見ながらちょうどいい音量を探っていきましょう。

離鍵ノイズあり

離鍵ノイズなし

■ ダンピング

ダンピングとは、鍵盤を押し続けた際に音量が減衰する量のことです。

シンセのエンベロープでいうところの「サスティンレベル」に似ています。)

ダンピングの値が高くなるほど大きく減衰し、その分アタック成分が目立つようになっていきます。

よりハキハキした歯切れの良いサウンドにしたい場合はダンピングを活用すると良いでしょう。

ダンピング調整前

ダンピング調整後

■ 5. ワウの設定

ここまできたらいよいよワウの設定に入っていきます。

クラビネットはワウペダルを繋いで演奏することの多い楽器です。

また、自動的にワウの効果を付与してくれる「オートワウ」という機能もよく使われます。

ビンテージ・バイブ社の「バイバネット」には、オートワウが内蔵されています。)

ワウを用いることで、クラビネットらしい独特のサウンドが得られるので、楽曲にマッチするようなら導入してみるのも良いでしょう。

また、ワウにもいくつか種類があり、軽く歪ませながらワウ効果を得る「CRY BABY」や、フィルターの開閉ではなく位相差を使ったワウやフォルマントシフトによるトークボックスのような効果をもたらすワウなどもあります。

それぞれ得られるサウンドが全く異なりますので、好みに合わせて選択しましょう。

ワウ:CRY BABY(フィルターの開閉によるワウ効果+歪み)

ワウ:JUCY1(フィルターの開閉によるワウ効果)

ワウ:PHASER(位相差を使ったワウ効果)

ワウ:THROAT(フォルマントシフトによるトークボックスのような効果)

■ 6. 全体の微調整

ワウの設定が完了したら、最後に全体を微調整していきましょう。

主に以下の4点を調整しながら理想のサウンドに近づけていきます。

  • アンプの設定
  • トーンの設定
  • ダンピング
  • ワウの効き具合

微調整前

微調整後

もちろん、このタイミングでイコライザーコンプの設定を行うのも良いでしょう。

イコライザーコンプレッサーリバーブの設定については、アコースティックピアノエレクトリックピアノと考え方は一緒ですので、ここでは割愛します。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

まとめ

というわけで、クラビネットのサウンドメイクについて解説しました。

アンプやピックアップの選択、ワウによる独特の効果など、音作りの幅は無限大です。

その分どんな音にするべきか迷ってしまうこともあるかもしれませんが、今日ご紹介した手順に従って、楽曲にマッチしたサウンドが作れるよう訓練していってください!

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